表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無属性の天下統一  作者:
魔族大陸突入偏
77/130

俺の戦闘訓練

「今日はここにテントを張って休みましょう」

『分かりました!』


 俺もテント張るのを手伝うか……


「セイヤ、ちょっといいか?」

「ん?カレンか…どうした?」

「ちょっと頼みがあってな……」


 カレンが頼み事か……珍しいな…いや、初めてかもしれないな


「頼みってなんだ?俺が出来る事ならやるけど…」

「本当か?なら私と勝負してくれないか?」

「いいぞ」

「そうだよな、やっぱり急に言ってもダメだよなって!今何て言った!?」

「いいぞって言ったんだよ」


 まぁ、何となくこんな頼み事だと思っていたし、別に良いだろう!


「本当かッ!?」

「あぁ、カレンの頼み事だしな……それにカレンの事だ、体が鈍らないようにしたいんだろう?」

「セイヤぁ、お前は本当にイイヤツだな……それに私の考えも分かってるみたいだし……」

「まぁ、半年も一緒にいるからな、カレンの考えてる事ぐらいは分かってるつもりだよ」

「セイヤぁ……」


 あ、顔を赤くしてる……俺、赤くなるようなこと言ったか?

 本心を言っただけなんだけど……


「さ、さあ!ひがくれる前にチャッチャットはやろう!」

「う、うん!そうだな……」


 そこから俺達は近くに空けた場所があったからそこで勝負する事になった

.

.

.

「ルールはいつも通りでいいか?」

「あぁ、別に構わないぞ!」


 いつも通りのルールとは、剣術と能力のみ使用可能というルールだ。以前は剣術だけだったが今ではカレンも能力が開花しているからこのようなルールになった


「では行くぞ!【雷速】」

「ほう、前より使いこなしてるな……」


 カレンの体に電気がはしり、髪の毛も逆立っている……


 【雷速】

 この技は、体に電気を流し、瞬発力や思考能力、速度を3倍以上にする技だ


 もともとこの技は、俺が教えた技だ。自分が前から使っていた【魔導武装マジックアーマー:落雷ナルカミ】を元に作った技だ。ナルカミの場合早くなるのが速度だけだが雷速は、脳にまで電気を流しているため瞬発力や思考能力を上昇させる事ができる


「最初から本気か……なら俺も【影剣】、【影属性付与】、【シャドウモード:双剣使い】!」


 鉄の剣を影でコーティングして、二刀流にする。さらに修行で手に入れた力"モード"……今までは何の効果もないただの衣装だったが、今では効果も付いている、双剣使いは速さをメインにしている"モード"だ、このモードの場合、ナルカミと同じか同等の速度を出せるようになる

 この技じゃなきゃ雷速には追い付けない……イヤ、これでも若干負けてると言ったほうがいいか

 まぁ、カレンも長時間雷速を使う事が出来ないはずだから大丈夫だろ


「行くぞッ!」

「来いッ!」


 ガギンッ!!ガギンッ!ガギンガギン!


「くっ!さすがセイヤだ私の雷速についてこれるとは」

「教えた本人がついていけないと情けないだろ……」

「だがまだまだ!【雷鳴】!」


 ゴロゴロドッゴーン!!


「アブねッ!……カレン、凄い新技だな」

「そうだろう、セイヤに隠れて練習したんだ」


 隠れてねぇ……にしてもさっきのはヤバイだろ。なんたって雷が降ってくるんだからよ

 まぁ、対象法はある


「行くぞッ!セイヤ!【雷鳴】」

「させねぇ!……


 ゴロゴロ…ピタッ!


 【時間停止《THEワールド》】……この技でも止めるのが精一杯かよ」

「雷鳴を止めたか。さすがだなセイヤ!だがもう終わりだ!【電光石火】!」

「ヤバッ!」


 電光石火も進化している。電光石火は数秒だけ自分の速度を10倍にする技に進化している。よって今のカレンの速度は普段の30倍程になっている

 ここまでくれば目では追えない速度だ。その証拠に10m程離れていたはずが一瞬で目の前に来ている。もう反則技だろそれ


「なッ!?体が動かない」

「まぁ、その技が来るって分かってたから対象しただけだろ」


 そう、俺は離れた隙に、前方に【シャドウトラップ:影縛り】を仕掛けていた

 だが目の前まで来るとは思わなかった。2m前方から仕掛けていたのにも関わらず目の前で止まったと言うことはトラップが発動する時間を越えて速度が勝ったという事だ……あと10cm短かったら死んでたなこれ


「この勝負俺の勝ちでいいか?」

「はぁ、いいだろう……良いところまでいったのに」

「そうだな、あれが初見ならまず死んでただろうな……まったく強くなったもんだよ」

「あり……がと…う……」

「あぁ、ゆっくり休め」


 雷速と電光石火を使えば脳と体に負担が掛かるため、使いすぎれば倒れてしまう


「はぁ、無理をするなよ」


 俺は笑いながらそう言った。その笑顔は仲間が強くなった事を喜んでいる顔だった


「みんなの所に戻るか……」


総合評価よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ