表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無属性の天下統一  作者:
魔族大陸突入偏
74/130

俺魔族大陸到着!

 魔海賊を退治した翌日


「ふあぁ…よく寝た」


 服を着替え、皆がいるだろう食堂へ赴いた


「皆おはよう~」

『…………』

「え?どうしたの皆?俺の顔に何かついてるか?」

「い、いえ、おはようございますセイヤさん」

「あ、ああ……」


 どうしたんだ皆?昨日とは明らかに調子が違うぞ…


「何かあったのか皆?」

「い、いえ!別にありませんよ」

「そ、そう、何もないわよ」

「ほ、本当だぞ!何もなかった!」

「そ、そうか…まぁ、皆がそう言うなら問題ないか」


 こういうのは聞かない方が良いものだ。聞けば何かヤバい事になると俺の警報がなっている。そう、気にはなるが、聞いたら後には引けない……何となくそう思ってしまう


 グイグイ……


「ん?どうしたアイラ?」

「撫でて?」

「急にどうしたんだ?」

「……ダメ?」


 うっ!そんな目で見られたら撫でずにはいられないだろッ!


「しょ、しょうがないなぁ……よしよし」

「えへへ♪お兄ちゃん、もっとして?」

「アイラは本当に撫でられるのが好きだな」


 なでなで


「ん、好き……だから、ずっと、なでなでして」

「ずっとかぁ……」


 なでなで


「ん!お兄ちゃん、ずっと、一緒!」

「……あぁ、そうだな」


 ずっとは無理そうだな……俺も本当はずっとアイラを愛でたいんだけどなぁ。まぁ、誰かに利用されるのは癪だから仕方ないかぁ……アイラだけでも連れていけないか?……あーダメダメ!こんな事を考え出したら別れがもっと辛くなるからな


「ほんと?お兄ちゃん…」

「……出来たらな」


「(さすがアイラ、さりげなくずっと一緒って言ってる)」

「(まぁ、セイヤさんは、アイラには甘いですからね)」

「(はぁ、私も撫でられたい)」


「ん?何か言ったか?」

『い、いや別に!!』

「……そうか、ならいいけど」


 何か今日の皆はどもりっぱなしだな……しかも息ピッタリだし……


「お兄ちゃん、手、止めちゃ、や…」

「お、悪い悪い……しかしアイラの髪、サラサラしてて綺麗な髪だなぁ…」


 撫で心地は最高である。ずっと撫でていたいと思うほどに…


「そ、そう?……えへへ♪嬉しい!」

「そうかそうか!よし!もっと撫でてやるぞ!」


 なでなでなでなでなでなでなでなでなでなで…………


「お兄ひゃん!もっろぉ…」

「あ、あぁ、分かった」


 なでなでなでなでなでなで…………


「ふぁぁ!おに~ひゃん!きもひいぃ……もっろ、もっろぉ!」

「…………」

『…………』


 俺、撫でてるだけだよねッ!?何で色っぽい声を出してんのッ!?そんなに気持ちいいのッ!?物凄くいけないことをしてる気分だよッ!

 それにエルザさん達も俺を白い目で見てるし!……いや、カレンだけ羨ましそうに見てる風に見えるな……俺そんなに目が悪かったけ?


 ゴシゴシ……


 あれぇ?おかしいなぁ!さっきと変わってないぞぉ!いや、むしろさっきより輝いてるきがするぞぉ!……誰かこの空気何とかしてくれ!


 コンコン!


「皆さんもうすぐ着きますよ……あれ?どうかしました?」

「いえ、助かりましたシズネさん」

「え?まぁ、いいです!皆さん準備してください」

.

.

.

 因みにアイラは、魔族大陸に着くまで俺から離れなかった……かわいいけど限度があるよな!


 こうして俺達は魔族大陸に降り立ったのだった……




総合評価よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ