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無属性の天下統一  作者:
魔族大陸突入偏
72/130

俺の魔海賊退治

「やっちまったなぁ……」


 昨日シズネさんと話した事を思い出してまたため息がでる


「こうやってため息を吐くのは何回目だ?昨日からずっとこれじゃあな」

「はぁ、気分転換に海でも見に行くか」


 ドッガーン!!

 グラグラ


「おっと!何かあったのか!?外に出てみるか!」

.

.

.

「何かあったんですかエルザさん!」

「はい、海賊が襲って来ました」

「海賊が。なるほど、こういう事があるから最短って言ってたんですねエルザさん」

「そうですね。よりによって魔海賊だなんて」


 あれ?この感じ結構ヤバイの?てっきり対策をしてると思ってたんだけど


「魔海賊?何ですかそれ?」

「魔族の海賊です。普通の海賊より戦闘能力が優れており、船乗りに伝えられている話では、会えば諦めろと言われるぐらい危険視されています」


 へぇ、ヤバそうだな。まぁ、大砲とかがないだけでもましか。いや、魔法や能力があるからもっとヤバイのか?


「アイツらをどうするんです?」

「殺るしかないでしょうね。…………でもどうやって…」


 う~ん、どうやってって、この距離なら遠距離攻撃ぐらいしか出来ないよな…………俺以外の奴等は


「じゃあ俺が殺ってきますよ」

「いえ、しかし、でも……」

「魔族に遠距離攻撃で勝つことは難しいでしょう。だから俺が飛んで殺ってきますよ」

「いや、でも……お願い出来ますかセイヤさん」

「任せて下さい!」


 さて、今回は相手が魔族だから死神アサシンモードになる必要がないから楽だな

 よし!いっちょっ殺ったりますか!


「【浮遊】じゃあ行ってきます!」

「お気をつけて!」

.

.

.

 数は30程度、話し合いで解決しないかなぁ

 まずは交流をしてみるか


「おーい!ちょっと話がしたいんだけど」

「お前ら!一斉にファイヤーランスだ!」

『【ファイヤーランス】!!』

「交渉決裂か、と言うより交渉すらするまもなく攻撃してくるか。めんどいからあれをやるか。……【時間停止《THEワールド》】!」

「なにッ!?全て止められただと!?」


 時間停止《THEワールド》なんて凄い名前だが、単純に影表裏一体で止めているだけだ


「なぁ、話し合いで解決しないかぁ?」

「ええい!うるさいッ!……お前らもう一発だ!」

『【ファイヤーランス】!!』

「はぁ、やっぱりダメなのね……返すよファイヤーランス、イケ!」

「チッ!止めるだけでなく、操れるのか!この化け物が!」


 は?化け物?俺が?…………よし!沈めるわ絶対に!


「テメェら跡形も残らないように消してやるッ!【リボルバー】装着、ブレスブレッド装弾、発射準備OK……【ファイヤーブレス】!!」


 ボウッ!バッタバッタ!


『うぎゃぁぁああぁああ!!』

「ふん!化け物はどっちだよ魔族さん」


 あぁ、よく燃えてる。……これで良かったんだよな…


「ただいま」

「ありがとうございましたセイヤさん。お疲れでしょう、部屋で休んでいて下さい。明日の昼前には着くと思うのでごゆっくり」

「あぁ、ありがとう。休ませてもらうよ」


 やり過ぎたな……まぁ、いい気晴らしになったしいいか!

総合評価よろしくお願いします!!

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