俺の魔海賊退治
「やっちまったなぁ……」
昨日シズネさんと話した事を思い出してまたため息がでる
「こうやってため息を吐くのは何回目だ?昨日からずっとこれじゃあな」
「はぁ、気分転換に海でも見に行くか」
ドッガーン!!
グラグラ
「おっと!何かあったのか!?外に出てみるか!」
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.
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「何かあったんですかエルザさん!」
「はい、海賊が襲って来ました」
「海賊が。なるほど、こういう事があるから最短って言ってたんですねエルザさん」
「そうですね。よりによって魔海賊だなんて」
あれ?この感じ結構ヤバイの?てっきり対策をしてると思ってたんだけど
「魔海賊?何ですかそれ?」
「魔族の海賊です。普通の海賊より戦闘能力が優れており、船乗りに伝えられている話では、会えば諦めろと言われるぐらい危険視されています」
へぇ、ヤバそうだな。まぁ、大砲とかがないだけでもましか。いや、魔法や能力があるからもっとヤバイのか?
「アイツらをどうするんです?」
「殺るしかないでしょうね。…………でもどうやって…」
う~ん、どうやってって、この距離なら遠距離攻撃ぐらいしか出来ないよな…………俺以外の奴等は
「じゃあ俺が殺ってきますよ」
「いえ、しかし、でも……」
「魔族に遠距離攻撃で勝つことは難しいでしょう。だから俺が飛んで殺ってきますよ」
「いや、でも……お願い出来ますかセイヤさん」
「任せて下さい!」
さて、今回は相手が魔族だから死神モードになる必要がないから楽だな
よし!いっちょっ殺ったりますか!
「【浮遊】じゃあ行ってきます!」
「お気をつけて!」
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.
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数は30程度、話し合いで解決しないかなぁ
まずは交流をしてみるか
「おーい!ちょっと話がしたいんだけど」
「お前ら!一斉にファイヤーランスだ!」
『【ファイヤーランス】!!』
「交渉決裂か、と言うより交渉すらするまもなく攻撃してくるか。めんどいからあれをやるか。……【時間停止《THEワールド》】!」
「なにッ!?全て止められただと!?」
時間停止《THEワールド》なんて凄い名前だが、単純に影表裏一体で止めているだけだ
「なぁ、話し合いで解決しないかぁ?」
「ええい!うるさいッ!……お前らもう一発だ!」
『【ファイヤーランス】!!』
「はぁ、やっぱりダメなのね……返すよファイヤーランス、イケ!」
「チッ!止めるだけでなく、操れるのか!この化け物が!」
は?化け物?俺が?…………よし!沈めるわ絶対に!
「テメェら跡形も残らないように消してやるッ!【リボルバー】装着、ブレスブレッド装弾、発射準備OK……【ファイヤーブレス】!!」
ボウッ!バッタバッタ!
『うぎゃぁぁああぁああ!!』
「ふん!化け物はどっちだよ魔族さん」
あぁ、よく燃えてる。……これで良かったんだよな…
「ただいま」
「ありがとうございましたセイヤさん。お疲れでしょう、部屋で休んでいて下さい。明日の昼前には着くと思うのでごゆっくり」
「あぁ、ありがとう。休ませてもらうよ」
やり過ぎたな……まぁ、いい気晴らしになったしいいか!
総合評価よろしくお願いします!!




