俺の撫でる回
午前中はアイラを愛で続け、ついに出発の時間になった
「皆さん準備はいいですか?」
『はい!』
「それでは行きましょう!」
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「あぁ、やっぱり船の上でも暇なんだな……」
トントン
「ん?アイラか。どうした?」
何か顔を赤らめ、もじもじしながらこちらを見ている
「お暇、なら、頭なでて?」
「………」
かわいいッ!!
午前中もたくさん撫でたのに、まだ撫でられたいのか…
「ダメ?」
そんな上目遣いされたら断れるわけないだろ!
「良いに決まってるだろ」
「ありがとう、お兄ちゃん♪」
お兄ちゃんかぁ、やっぱりいいひびきだ……よーし!たっぷり撫でてやろう!
なでなで
「あ……えへへ♪……」
なでなでなでなで
「えへへ♪……もっとぉ」
「よーしよしよし」
撫でてるとアイラはちょっと性格が変わるんだよなぁ……積極的に
「なでなで、やめちゃ、や…」
主にこういう風に積極的になる
こういう一面もやっぱりかわいい……さすがアイラ…男心を分かってらっしゃっる
「ごめんごめん、そんなに拗ねなくても撫でるから」
「分かれば、いい」
「はいはい」
なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで
「はぁ、お兄ちゃん、気持ちぃ」
「アイラはかわいいなぁ♪」
なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで
「ふぇ!そんにゃあことにゃい」
「いやいや、本当にかわいいよ」
「えへへ♪本当?」
「本当にかわいいぞアイラ」
なーでなーでなで
「えへへ♪……お、お兄ちゃんも、カッコいい」
「お、かわいい奴目!いっぱい撫でてやるぞ!」
「やったぁ!なでなでぇ♪」
はぁ、やっぱりかわいいなぁ………さっきからかわいいしか言ってない気がするな
「さっきからイチャイチャしないでよ」
「ミーネ、居たんだ……ってイチャイチャしてないだろ!」
「ずっとなでなでなでなでなでなで!あんたらは新婚夫婦か!ラブラブラブラブ!見せられるアタシの身にもなってよ!」
「ラブラブ……えへへ♪」
ミーネもミーネだけど、アイラもラブラブって聞いて嬉しそうにもじもじするなよ……かわいいな
「そんなに言うならミーネも撫でてやろうか?」
「え!?本当に!?じゃなくて……撫でたいなら撫でなさいよ、ふん!」
「じゃあ遠慮なく」
「ダメ!お兄ちゃんのなでなでは私だけなの!」
お!片言じゃなくて普通に喋ってるじゃないかアイラ!そんなに俺のなでなでが好きなのか……嬉しいなぁ♪
「良いじゃない!少しくらい」
「ダメったらダメ!お兄ちゃんは私のだけ!」
「アイラのじゃないでしょ!少しくらい良いじゃない!」
「イヤったらイヤ!お兄ちゃんは私の物!」
アイラスゲェ!俺が勝手にアイラの物になってる!
「分かったわよ!もう言わないわよ!」
「ん!それでいい」
やっと終わりましたか。『俺のために争わないで!』って言い忘れちゃったよ
「お兄ちゃん、なでなで」
「はいはい」
こうして癒されながら午後は過ぎていったのだった
総合評価よろしくお願いします!!
今回の回は、ただ書きたかったから書きました。私情いっぱいの話です!




