俺港街到着
トランプを始めてから2時間が経過した。ババ抜きしかしていない。それも最後に絶対エルザさんとミーネが残って面白みがない
「はぁ、カルデラまであとどれくらいだ?」
「そうですね、このペースなら明日の昼には着くと思います」
「明日!?そんなにあるのか!?」
マジかよ……まだそんなにあるのかよ。毎回俺が一番にあがるからつまらないんだよなぁ
「あと1時間ほどしたらテントを張って、そこで寝て、朝早くから出発すれば昼頃には着くでしょう……やった!あがり!」
「あぁ、また負けたぁ。もう1回!あと1回だけ!」
「お前らいい加減に止めろ。さっきからエルザさんかミーネしか負けてないだろ!」
「えぇ!だってぇ」
「あんたらだけで毎回30分前後やってて俺達が暇なんだよ!」
何でコイツら延々とジョーカーしか引かないんだ!逆に凄いわ!
あぁ、もうババ抜き飽きたな。他に何かあったっけ?
「はぁ、ババ抜きは止めよう」
「そんな!?」
「あと1回だけ!」
「ダメだ。その代わり神経衰弱をしよう」
『しんけいすいじゃく?』
「そう。ちょっとカード貸して。このカードをシャッフルして床に裏向きで並べる。それを1回に二枚表向きにして、数字が同じならもう1回引けて、最後に一番多くカードを持ってた人が勝ち。簡単だろ?」
これならみんな最後まで楽しめるだろう
「早くやろッ!」
「やりましょう!」
「お兄ちゃん、やろ?」
「セイヤ様、早く!」
みんなノリノリだな。最後のメイド、口調がキツくなってない?俺の気のせい?
「はいはい、じゃあ並べる必要はないな。俺の影だから自由に出来るし」
空中シャッフル、自動で並ぶ。メッチャ簡単!やっぱ便利だね!
「さて、お手本として俺から…ハズレか、まぁ、最初はこんなもんか」
「次アタシ!それ!2と3、おしい!」
それはおしいのか?
.
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それからもトランプは順調に進み、テントの中でも、寝るまでやっていた……あ、俺は馬車で寝ました。まぁ、俺としてはありがたい限りだよ
朝6時頃から出発。馬車でまたトランプ。よく飽きないね……そろそろ新しい遊びを教えようか?
「もう少しで着きます」
「お、やっとか。どんな街だ?」
「海や魚が有名ですね」
ほぉ、こっちに来てから魚料理をあまり食べてなかったから楽しみだな
「へぇ、お!見えてきたな!」
う~ん、イメージと違うな。俺はワン○ースのウォーターセブンみたいなのを期待してたのに、まぁ、これが普通か
「じゃあ、門番に事情を話して来るので少々お待ちを」
「ありがとうカレン」
カレン、大変そうだな。馬車を運転してテントを張ってって忙しそうだな。あとで肩でも揉んでやろう
「通っていいそうです」
「じゃあ行きましょう」
こうして、港街、カルデラに到着したのだった
総合評価よろしくお願いします!!




