俺　秘密討伐

　みんなとの修行を休みにしてもらい、今日は影操作をレベルアップさせに、毎度お馴染みの森へ訪れていた

「はぁ、影狼も早くレベルアップさすたいなぁ」

　そう、今影狼はいない。前回抜け出した時と同じで俺のふりをしてもらっている

　影狼もレベルアップすれば擬人化出来るって言ってたから早く見たいんだよなぁ

　影狼も自分で可愛いって言ってたし楽しみだ

「早くレベルアップさせたいから結構ランクの高いモンスターとかいないかなぁ?」

　今俺に必要な%は…………何だっけ?

　ヤバい、最近他人のステータスしか見てないから忘れちまったな

「はぁ、ステータス」

　　セイヤ・カゲノ　17才　異世界冒険者

　武器:鉄の剣

　防具:黒龍のマント

　能力:影操作（レベル４）＜１５％＞

　魔法：全属性（初級のみ）

　スキル：属性寄付

　　　　　影収集

　　　　　影表裏一体

　　　　　影動物

　称号：狼殺し・狼の天敵・狼キラー・百発百中・リンシャルの街の英雄・魔族の天敵

「うわぁ、あと８５％も必要じゃねーか……群れに会わないかな…」

「はぁ、とりあえずもっと奥に行ってみるか……ランクAのモンスターがいるかも知れないし……」

　．

　．

　．

「ん?空けた場所に出たな……あれ?洞窟かなあれ?」

　木が空けた場所に出たら洞窟らしきものがあるのが分かった。まぁ、当然気になるから入るとするか

「んじゃ入ってみますか!っとその前に”影術式：ライト”……これで入っても明るいだろう」

　．

　．

　．

「何もなかったしー、そろそろ出るかぁ」

　はぁ、やっと出口かぁ………ッ!

「グゥゥゥ……」

「あ、こんにちは熊さん」

「グゥゥ?」

「グゥゥゥ」

「グゥゥ」

　どうやらここは熊さんのお家だったみたいですね、しかも３匹

　ちょっとランクが気になるし、鑑定して見ましょうか

　　ブラックベアー　ランクB

　能力:なし

　魔法:なし

　スキル:咆哮

　　　　剛力

　　　　毒爪

　スキルえげつねー、だけどこの3匹を倒せばレベルアップが出来るな……やっちゃう?いや、むやみに殺しくない

「あの、どいてくれます?」

「グゥ……ガァァァ!」

『ガァァァ!

「やっぱり戦うの!」

　コイツらのスキルは近づくと厄介だからここは……

「"シャドウウエポン:シャドウリボルバー《影・回転式拳銃》"と"魔導弾《マジックブレット》:サンダーブレット《雷弾》"食らえ!」

『グゲャァァ!!』

「さすがBランク、死んでないな。まぁ、さっきの魔導弾《マジックブレット》6発全一斉撃ちがブレスブレットになるから、強力だよなぁ……さて、とどめをさしますか」

　ダァン!!ダァン!!ダァン!!

「よし、回収っと!これでレベルアップしただろう」

　　セイヤ・カゲノ　17才　異世界冒険者

　武器:鉄の剣

　防具:黒龍のマント

　能力:影操作（レベル５）＜５％＞

　魔法：全属性（初級のみ）

　スキル：属性寄付

　　　　　影収集

　　　　　影表裏一体

　　　　　影動物

　　　　　影潜り

　称号:狼殺し・狼の天敵・狼キラー・百発百中・リンシャルの街の英雄・魔族の天敵

「やっぱりスキルが増えたかぁって!もうこんな時間だ!スキルを確認するのは明日にするか!」