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無属性の天下統一  作者:
修行編
59/130

私、修行

「よし、着いたな。どうする?」

「お兄ちゃん、決めて」

「そうか?じゃあアイラさんの魔法を見せてくれる?」

「…ん、分かった…」


 ここはお兄ちゃんに良いところを見せるぞ!ならやっぱり炎魔法かな?

 お兄ちゃん、褒めてくれるかな?


「あ、杖、忘れた……取ってくる」

「一人で大丈夫?」

「ん!」


 早く早く!お兄ちゃんに良いところを見せて、褒めてもらわなくちゃっ!

 

 あった!木の杖!これで見てもらえる!


「お待たせ、お兄ちゃん……」

「ん?待ってないよ。……それじゃあ見せてくれる?」

「ん!……【大地を汚す邪なる者を、我炎が焼き尽くす・・・"ファイヤーストーム"】!」

「うお!スゲーな!さすが天才アイラさん!」


 天才……えへへ♪褒められたぁ、嬉しいなぁ。魔力を四分の一使ったかいがあったよ

 はぁ、でもちょっとしんどいなぁ……


「そんなこと、ない…お兄ちゃん、なら、楽勝…」

「いや、俺は初級魔法しか使えないんだよ。まぁ、そこを能力が補ってくれるからいいけどね」

「大変、だね、お兄ちゃん、も……」

「そうか?まぁ、今後、能力がレベルアップしたときに使いやすくなれば嬉しいな」

「レベル、アップ?」

「ん?あぁ、そうか、他の人はないんだっけレベル、まぁ、気にしないで……(そろそろレベルアップさせたいな。今度抜け出して狩ってくるかぁ)」

「ん?なにか、言った?」

「んーん、別に……それよりさっきの魔法だけど何級魔法なの?」


 お兄ちゃん、凄い人なのにそんな事も知らないの?私が教えてあげる!


「一応、上級」

「へぇ、上級魔法を使えるんだ!凄いね!」

「そんな、こと、ない♪でも、魔力、たくさん、使う……」

「やっぱり上級魔法だからか……あ!そうだ!この魔法を見てくれる?」

「魔法?」


 きっと凄い魔法に違いない!楽しみだなぁ♪


「じゃあ、やるよ…"影術式:絶対障壁"!これどう思う?」

「す、凄い!なに、この魔法…」

「あぁ、無属性魔法だよ、この壁は何でも威力を増して反射させる壁だよ」


 無属性、聞いたことない……それに何でも反射!?そんな魔法を使って魔力は大丈夫なのッ!


「魔力、大丈夫?」

「魔力?……あぁ!魔力ね!いや、実は俺、初級魔法なら魔力無しで使えるんだよ。あ、これ秘密で」

「……ッ!…人間?」

「酷い!?俺も最近思うよ!でもれっきとした人間だから!」

「ごめん、お兄ちゃん……」

「いいんだ俺も自分が魔王じゃないかと思うときがあるから」

「もう、無理しちゃ、ダメ、明日にしよ?」

「あぁ、ごめん、そうしてくれる?」

「うん、また、明日」

「ありがとう」


 お兄ちゃんも大変だなぁ

 明日、何とか元気が出るといいなぁ



総合評価よろしくお願いします!


自分でおもしろいのかな?と思いながら書きました。すいませんm(__)m

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