私、修行
私はアイラ。今少しだけ悩んでいます
誰も修行してくれない、というか、私に魔法を教えてくれる人が義父さんしかいないのがもんだいです
しかも、その義父さんも今忙しいとかで修行出来ません……まぁ、どこかの副隊長やボッチとは違って義父さんの仕事が片付けば修行してくれるからまだましです
「ん?あれ、アイラさん?何をしてるんですか?」
「…ッ!……セーヤ、ビックリ、した」
「あぁ、ごめんごめん♪で、何をしてるの?」
セーヤはいつも神出鬼没なの、毎回ビックリした私を見て笑ってるの
それに、もう敬語じゃなくなってるの!本当に不思議な人……
「…一人、修行…」
「へぇ、一人で……良かったら俺と修行しない?」
「……セーヤ、と?」
「うん、ダメ?アイラちゃ……さんと一緒だったら魔法が上達しそうだからさ」
「…ん、いいよ」
「本当!ありがとう!」
はしゃいで、子供みたい……かわい♪
それに、私もセーヤの魔法、気になるし
「…ん、あっち、訓練場……いこ?」
「あ、かわいじゃなかった、そうだね、行こうか」
うん?かわいってなんだろ?もしかしてかわいいかな、まさかね
そうだ、今のうちにセーヤの魔法の事を聞いてみよ!
「ね、セーヤ、魔法、何属性?」
「ん?あぁ、そうだなぁ、秘密にしてくれる?」
「…秘密?…ん!」
「よし、俺の属性は、全部だよ」
「え?、全部?…」
そんな人がいるの?
「あ!その顔は信じてなうなぁ、仕方ない、"影術式:レジェンドミニボール"……どう?これで信じてくれた?」
「…ッ!…詠唱、は?」
「え!?詠唱!?全属性じゃなくて!?……はぁ、俺は魔法陣を使っているから必要ないんだよ」
「…魔法陣?どこ?」
「え?足元だけど」
「……いつから?」
ついさっきまではなかったのになんで?やっぱり不思議…
「あぁ、それは俺の能力で作った魔法陣だから一瞬で出来るよ」
「…すごい!セーヤ!」
「アイラさん、今さらだけど、俺の名前はセーヤじゃなくてセイヤだよ」
「……?セーヤ、セーヤ、難しい……」
「え!?そんなに!普通に悲しいよ…」
う~ん、悲しんでる、どうしよう、なにかいい案は……はっ!これなら!
「元気、出して、お、お兄しゃん…」
「え?今何て?」
「元気、出して、お兄ちゃん」
「……か」
「……?」
「かわいい!何これ!お兄ちゃんって!ヤバい!」
「ひゃっ!」
「あぁ、かわいい、癒されるぅ」
ナデナデ
「お、お兄ちゃん、やめてぇ」
「ごめん、手が勝手に♪」
「あう!」
お兄ちゃん絶対楽しんでる!許さない!……あっ!で、でも…きもちいい……かも
何でこんなにきもちいいんだろう?お兄ちゃんだから?凄い!お兄ちゃん♪
「はぁ、癒されたぁ、さて修行しようか」
「う、うん……お兄ちゃん♪」
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