私の修行(1)
私、カレンは魔王討伐をするために修行している
しかし、修行といっても、いつもと同じ事をするだけで特に変わった事はない
こんなので、力がつくのか?いや、身に付かないだろう…
もっと修行らしい修行をしないと、姫様やセイヤの足を引っ張ってしまう…
では、どうすればいいんだ?
「あれ?カレンさんじゃないですか。どうしたんですか考え事をしているようですが?」
「ん?セイヤか。いや、実は修行の事で悩んでいてな」
「修行の事ですか?」
「あぁ、もっと実戦的な修行をしたいのだかどうすればいいのか悩んでいてな」
「あ!じゃあ、俺と実戦式の修行をしますか?」
「む!良いのか!?…いや、セイヤの修行の邪魔になるだろうし……」
「邪魔じゃないですよ。俺も剣の修行をしたかったですし、前の手合わせの決着もつける約束もしてましたしね」
む!酷い怪我だと聞いていたが、覚えていてくれたのか……ま、まったく優しい奴だ…
「あぁ、そうだったな。では修行の相手を頼む…」
「はい、それじゃあ訓練場へ行きましょうか」
「そうだな…」
それから少し歩いていると、私は今まで気になっていた事を聞いた
「セイヤは、剣術、魔法、能力の中で一番何れがすぐれているんだ?」
「ん?う~ん、そうだなぁ……まぁ、能力かな、魔法や剣術も使うけど、やっぱり能力が一番かな……俺、そんなに剣術が得意じゃないからカレンさんと修行しようと思ったんだよ」
「よく、あれほどの剣術で不得意と言えるな」
「そう?カレンさんの方が何倍もスゴいと思うけど?」
コ、コイツはよく、そんな事を普通に言えるな…ウレシイケド
「そ、そうか、それは、ありが…とう…」
「あ!そうだ!カレンさんに、聞きたいことがあるんだけど、いい?」
「ん?なんだ、言ってみるといい」
「ありがとう、それじゃあ聞くね。能力ってどうやったら開花するの?」
「ん?セイヤ、お前は私にケンカを売っているのか?」
「違う違う!何でも知ってそうだから聞いたんだよ!」
そうか、そうだったのか……てっきり能力を使えない私をおちょくってるものだと……セイヤはそんな事はしないか
「すまない、私の勘違いだった……そんで能力の開花手段だな。属性によって違うし、それがあっているかも不明だがいいか?」
「あぁ、出来れば雷属性の開花方法を教えてくれる?」
「ん?雷属性か、珍しい属性を聞くな……まぁいい。では、説明するぞ。雷属性は体に電気を流す方法が一番確実だと言われている」
「へぇ、体に電気を……なるほどね、ありがとう!」
こんな説明で良かったのか?まぁ、満足しているようだしいいか
「それより、何故あのような説明をさせたのだ?」
「ん~、言ってもいいけど驚かせたいしまだ秘密かな♪まぁ、すぐに分かると思うよ」
「そうか……」
何なんだ?秘密と言うことは私に関係していることか?まさか!私が雷属性なのか!……ないない!分かるはずがない!
いったい何を考えているんだ?まったく不思議な奴だ……
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