表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無属性の天下統一  作者:
修行編
46/130

俺の忙しい1日(1)

 メンバー紹介の翌日


「はぁ、暇だなぁ。こっちの世界は部屋で出来る娯楽が少なくないか?」


 この世界はやることが無さすぎて戦うしかないな。はぁ、この世界にいると俺は戦闘狂バーサーカーになってしまう

 これは早く日本の娯楽をひろめなくては脳筋になってしまう…


 コンコンッ!


「エルザです、入っていいですか?」

「あ、エルザさん、どうぞ!」


 何をしに来たんだろうエルザさん?


「失礼します」

「あ、シズネさんも一緒だったんですね」

「はい、私は姫様の護衛ですから」

「それでセイヤさん、お怪我のぐわいはどうですか?」

「一応傷は塞がりますたね」

「傷が塞がったといっても無理はしないでくださいね」

「分かってますけど、じっとベットの上っていうのはなかなか辛いですね」


 そこはかとなくベットの上の不満を口にする

 するとシズネさんが


「それでしたら王宮を見て回ってわ如何ですか?」

「そうです!それがいいですよ!私が案内します!」

「いえ、姫様はこの後魔法の練習です」

「え?そんなぁ、私も一緒にいきますぅ」

「いえ、俺一人でも大丈夫ですので魔法の練習頑張ってください!」

「え?そうですか?じゃあ頑張っちゃいます!」

「はい、頑張ってください!」


 なんかエルザさん、キャラ変わってない?

 まぁ、暇潰しが出来るしいいかぁ!


「それでは私達はこれで失礼します」

「はい、ありがとうございました。王宮回って見ますね」

 

 どこ行こうかなぁ?


「よし、まずはあの道場みたいな所に行くかな」

.

.

.

 ん?あれはカレンさんか…この機会に鑑定してみようか



  カレン 19才 双剣使い

 武器:鉄の剣

 防具:鉄の鎧

 能力:雷(開花前)

 魔法:なし

 スキル:十字切り

     双剣



 おぉ!珍しい双剣使いじゃないか、さらに開花前だが強力な雷属性も持っている

 これは頼もしい仲間が出来たな

 ここはちと挨拶をしますか


「へぇカレンさんって剣を使って戦うんだね」

「ッ!…冒険者か、いつから見ていた?」


 あれ?気づかなかった?それと昨日は名前を言ってなかったな


「ん~、最初からかな……それと昨日は言い忘れてたけど、俺の名前はセイヤ、セイヤ・カゲノだからよろしく」

「そうか、昨日言ったように私はカレンだ」

「うん、カレンさん、さっき見てたけど片手剣でも強そうだね。本当は双剣使いなのに」

「ッ!…なぜ分かった?」


 あ、驚いてる驚いてる♪ここは適当に返そう


「ん?なんとなくかな…」


 あれぇなんか尊敬?か強者を見つけた時の目をしているような……


「セイヤ…殿!貴方もなかなかの使い手だとお見受けします。よければ私と手合わせして頂けないでしょうか?」


 何故か殿呼びになってるッ!……この体で手合わせはキツいかなぁ、いやでも大丈夫かな?


「呼びずらかったら呼び捨てでいいし、敬語も使わなくて良いですよ。それと手合わせはしましょうか」

「おぉ!ありがとう!セイヤ…ど、セイヤ!では早速始めよう」


 一気にテンションが上がったな…


「分かったから、それと能力の使用はどうする?」


 この質問はちょっと意地悪だったかな


「能力と魔法の使用は禁止、というか私は能力をまだ使えない…」


 あ、落ち込んじゃったよ……どないしょう


「まぁ、今後必ず能力を使えるようになると思うし、その剣だけで副隊長だから凄いと俺は思うぞ」

「ッ!…そんな事を言ってくれたのはお前がはじめてだ、お世辞でも嬉しかった」


 え?何このかわいい反応?てっきり『そんなことない』と言うと思ったのに

 とりあえずフォローしときましょうか


「いや…お世辞じゃないけど」

「は、早く始めよう!」


 ふふ、どもってる


「あ、ごめんごめん、じゃあ始めようか」


「いつでも撃ち込んできていいよ」

「それではお言葉に甘えてッ!」

「よっと!」


 とりあえずいなす、いなし続ける


「ふっ!これなら!」

「うおッ!危なッ!」


 危ないけど避ける~


「さすがカレンさん!一つ一つの攻撃の鋭さがスゴいですね!」

「そうか!?私の攻撃をずっと避けている動きの方がスゴいと思うけど!」

「これでも一杯一杯なんですけど!」

「そんな風には見えないが」

「いや、俺は剣術はそんなに得意じゃないから必死にやってるだけだよ!」

「それほどの剣術なのによくも得意じゃないと言えるな!」

「イヤイヤ!そろそろキツイから終わりにしましょうか!」


 うわ!マジでヤバい!傷口が開きやがった!はぁエルザさんの言う通り動かない方が良かったな、まぁもう遅いけど


「私もそろそろ本気を出す!」

「え?マジでッ!それでまだ本気じゃなかったのッ!?」

「いくぞ!剣技”十字切り”!」


 あの技はこの体じゃキツイなぁ……少し無理をしますか!


「ッ!…そっちが+切りならこっちは×切りだ!」


 ガギンッ!


「うお!ギリギリ止められた!アブねー」


 あー、血が減っていく


「もうこれまででいい、また今度手合わせしてくれ」

「ん?分かったよ」


 いやぁ助かった、これで能力が使える


 平気なふりをしながらカレンさんから見えない所へ行く


「くぅ!いてぇ!”影処置”…早い事医療室に行こう!」

総合評価よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ