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無属性の天下統一  作者:
修行編
45/130

私は子供or大人?

 私はアイラ、魔導術団体隊長に6才の時に養子として迎えられ、12才、今では魔導術団体の中でも隊長を除けば一番魔法の精密さにかけている

 


 昨日、姫様が帰ってきた。どうやら襲われたようだと義父さんがわめいていた

 別に襲われる襲われないは私には関係ない。姫様がどうなろうと私には関係ない。

 関係ない事をいちいち考えても疲れるだけ


 翌日義父さんが『姫様が上級魔族に襲われたぁ!大丈夫なのかッ!?』と延々と言っていたが、帰って来たんだから無事ではあるだろう。義父さんも少し考えれば分かることを延々とわめかなくてもいいのに……義父さんは魔法は一流なのにおつむが弱いから……


 翌日、またなにか話が発展したようで義父さんが騒いでいた


「俺が姫様と一緒に行く!」

「ダメですッ!あなたが居なくなればこの隊を保つつっかえがなくなって解散してしまいます!」


 今義父さんが姫様についていってたらこの隊は間違いなく解散する。もともとこの隊の魔法使い達は自由気ままで義父さんがいなかったら纏まらず好きなことをすることは明白だ


「しかし姫様を危険にさらす訳にはいかないんだ!」

「分かっています!ですから隊長ではなく団員の誰かに行ってもらわなくてはなりません」

「なら俺でもいいだろ!」

「ですからさっきも言ったようにあなたが居なくなるとこの隊は解散する可能性が非常に高いので隊長ではなく団員に任せてください!」

「だがこの隊の団員では魔王討伐を出来る程の力をもった者は俺以外はいないだろ!」

「いや、それは……」

「やはりいないだろう」


 コテコテ……ちょんちょん


「ん、私やる」

「アイラッ!?いや、しかしお前は……」

「大丈夫、任せて」

「いや、お前を危険な目にあわすくらいなら俺が行ったほうが……」

「私、この隊好き。だから、行く」

「いや、だがお前を」

「行く」

「だが…」

「行く」

「はぁ、分かった、くれぐれも気をつけろよ」

「ん、ありがと」

.

.

.

 挨拶のため部屋に行く


「ん……アイラ、よろしく」

「よろしくねアイラさん」


 第一印象は少し童顔でかわいい

 それに私をさん付けで呼ぶ所もいい

 頑張って修行しなきゃ

.

.

.

 今日のお仕事は医療隊のお手伝い、治療魔法でどんどん治していく……

 あ!あっちから冒険者さんが来てる、肩に手を押さえてどうしたんだろう?


「ん、どうしたの?」

「ん?あぁアイラさん、実は傷がひらいちゃったんで医療室に行って治してもらおうと思って。アイラさんは何をしてるの?」

「お手伝い、治療の」

「へぇその年でもう治療魔法が使えるなんてスゴいね」

「そんなこと、ない」

「そうかな?」


 ほ、褒められた……いつも『もっと上を目指せ』ばっかり言われてたから、ちゃんと褒められたのはじめてかも


「は、早く、治療…」

「あ、そうだねっとその前にまだなのでなかったね、俺はセイヤ・カゲノ、よろしくね」

「セーヤ?よろしく」

「またセーヤか……まぁ、いいや」


 セーヤが何か言ってたけど別にいい、それより治療しなきゃ


「セーヤ、怪我…見せて」

「あぁ、結構酷いから注意して」


 そう言ってセーヤは服を脱ぎ出した


「ッ!…大丈夫?」

「まぁ、これくらいは大丈夫だよ、それに治してくれるんでしょ?」

「ん!任せて……"ライトヒーリング"」

「おぉ!治ってる、スゲーな魔法」

「ん?普通」

「ん?そうなのか?便利な世界だな」

「ん?」

「何でもないよ」


 さらさら、ぽんぽん


 頭を撫でられた。やっぱり子供扱い……でもなんか気持ちいいなぁ


「ありがとうございましたアイラさん、ではまた」

「ん、また」


 最後だけ大人扱い……セーヤの事よく分からない……でもおもしろい♪

総合評価よろしくお願いします!!

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