俺パーティー開始
「もうそろそろかな?」
コンコンッ
「パーティーのお時間です」
「はい、今行きます!」
それじゃあいっちょお姫様の護衛をしますか
「影狼、もし怪しい奴がいたら報告してくれ」
(まかせてよ!)
ん?…今鳴き声じゃなくて声で返事をしなかったか?
(どうしたのセイヤ?)
「いや、鳴き声じゃなくてに喋ってるから」
(あぁそれはね、セイヤの影の中だったらこうやって心の会話ができるの)
「心の会話?それは声に出さなくても会話ができるのか?」
(そうだよー)
「便利だな……これからは俺の影の中ではこれで会話しよう、その方が声も可愛いし」
(かッ可愛い!えへへ♪もうしかたないなぁ)
「あぁ、ありがとうってこんなに話し込んでちゃいけないな」
.
.
.
「すいません!、遅れました」
「いえ、時間はまだありますから大丈夫ですよ♪」
「ありがとうございます、頑張って護衛しますね」
「あッありがとうございます!!」
ん?なぜか顔を赤くしている
(なぁ?影狼あれってさもしかして惚れやれてるかな?)
(ッ!そんなわけなんよ!セイヤはカッコイイげど相手はお姫様だからね!)
(そうだよな!俺の自意識過剰だよな!)
(そうだよ!)
「ひめ…エルザ様お顔が赤いですよ大丈夫ですか?」
「だッ大丈夫です!赤くないです!」
「そッそれより早く行きましょう!」
「わッ分かりました!」
「ではあの城に向かってください」
「分かりました」
.
.
.
「到着しました」
「では入りましょうか」
やっと入れるのか
(影狼怪しい奴はいたか?)
(いないみたい)
(また何かあったら言ってくれ)
(分かった~)
門番がこちらに気づいたみたいだな
「お名前を伺ってもよろしいですか?」
「私は王都の王女、エルザ・シャネットです」
「王女様でしたか!ようこそガルド伯爵のパーティーへ」
「ありがとうございます、それでは」
「お楽しみを」
やっと会場だ~
結構な数の人が来ているなぁざっと見ても100人くらいいるな。これ全員が貴族かよ
ん?こっちに小太りの中年がやってきた
「王女様この度は我ガルド家主催のパーティーにご出席していただき誠にありがとうございます」
「いえ、こちらも楽しませていただきますから」
「えぇ楽しみにしてくださいね、それでは私は挨拶周りがありますので失礼します」
気のせいだろうか、一瞬伯爵の顔が邪悪な笑みに見えたのは
まぁ気のせいだろうか!
それからもパーティーが始まるまでの時間でほぼ全員の貴族がお姫様に挨拶してきた
貴族達は王女様に取り入ろうとする奴が多いから好きになれないな
舞台の方に伯爵がグラスを持ち、現れた
「この度はパーティーにご出席していただき誠にありがとうございます!堅苦しい挨拶は嫌いなので手短に、乾杯!」
『乾杯!!』
それからは演劇やダンス、料理を楽しんだ
パーティーももう終盤か
(セイヤ!大変だよ!魔族がこの城の中にいるよ!)
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