俺自滅コンボ
「ふぅわぁ…今日の夜まで自由だし、どうするかな?」
やることがないな……どないしよう
(ガゥッ!)
狩りに行きたい!
「ん?狩りか?…そういえば最近影狼は実体化してないし動きたいだろうし……よし!行くか!」
(ワァウ!)
ありがと!
「いいって!俺も暇だったし」
それに昨日の魔法の応用も試したいしな
てことはやっぱり森だな!
.
.
.
森にて
「よし!もう実体化してもいいぞ」
「ワァウ!」
「ちょっ!こらッ!いきなり抱きついてくるなよ」
「ワァウワァウ!」
久しぶりのセイヤだもん!
「分かった分かったから早くどこうな……どうせ抱きつかれるならかわいい女の子が良かったよ」
「ガヴッ!」
「って!痛ッ!いきなり噛みつくなよ!…いったいどうしたんだよ?」
「ガァウガゥ…」
私だってレベルが上がれば人体化できるもん…
「え?マジでッ!?」
「ガゥワァウ!」
マジだもん!きっと可愛いよ!
「そうか、それは楽しみだな」
ちょっと鑑定してみよ
影狼 影レベル1 セイヤの影
武器:牙.爪
防具:狼毛
能力:影化
魔法:なし
スキル:なし
おぉ!普通のモンスターにはついていないレベルがある!…でも逆にランクがないな
このレベルが上がれば人体化出来ると…楽しみだな
「話はこれまでにして狩りをするか!」
「ガゥ!」
そだね!
「この辺にはどんなモンスターがいるんだ?」
「ガゥ」
メイジ系のモンスターが多いみたい
「なんで分かるんだ?」
「ワァウ」
なんとなく匂いで分かる
「スゴいな!影狼!これからも頼りにしてるぞ!」
「ガ!ガゥッ!」
ま!まかせてよ!
なんかそっぽ向いてる、どうしたんだろう?
まぁいいか!
「それじゃあ何処にモンスターがいるかわかるか?」
「ガゥ」
大丈夫、こっちについてきて
どんどん森の奥に行ってるな
一応いつでも属性寄付が出来る用にしよう
「ガゥ!」
アッチに2体いる!
「影狼ナイス!……あれはゴブリンとゴブリンメイジだな、影狼は普通のゴブリンを倒してくれ。俺はメイジを倒す」
「ガゥッ!」
任せて!
「さてゴブリンメイジさんよ、早く来ないとこっちから行くぞ?」
「ふッ!ギャウギャウグー!」
お!珍しい雷属性か、まぁ今回は反射魔法しか使わないから相手が可哀想だな
「サンダーボールか、これなら威力倍増"影術式:反射盾"!」
ガギンッ!
「さらにゴブリンメイジを囲むように"影術式:反射箱"!…これで避けても当たるまで威力が増幅し続けるコンボの出来上がり♪」
アイツ結構避けるな、ちょっとずつ反射箱を小さくしていく
「ギャウギャウグー!」
「いや、魔法を使って相殺させようとしても最初の10倍の威力が出ているから無理だろ」
「ギャァァァ!」
「ほらやっぱり相殺出来なかったな。俺がやったのは反射盾と箱を作っただけで自滅するなんてこの魔法ヤバイな!自滅コンボ炸裂♪」
さて影狼の方はどうなったかな?
「ギャァァァ!」
後ろから悲鳴が聞こえてきた
うわっ!影狼がゴブリンの首を爪で吹き飛ばした
はぁグロ……
「お疲れ影狼、最後の攻撃は良かったよ」
「ガゥ!」
ありがと!
「今夜の事もあるし帰るか影狼」
「ガゥ」
また来ようね♪
総合評価よろしくお願いします!




