表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と使い魔の学園生活っ!  作者: ぷにこ
第二章【対抗テスト】
58/114

エピローグ2『最強』



『さぁ! いよいよ結果発表と参りましょう!

第251回対抗テストを制したのは――』


全校生徒が整列する体育館。


どこからか聞こえる放送に、生徒は耳を澄まし……息を飲む。

さて……優勝はどこだ?


ステージの上でマイクを握る紅葉先輩の後ろには大きなモニターが設置してある



そして……数秒の沈黙の後、紅葉先輩はバッとモニターを指差し……


【一位・校長先生】67000pt

【二位・特殊科】 13400pt

【三位・獣人科】 9800pt


『―――校長先生です!!』



「「「……ちょっと待てぇぇぇぇええええ!!!」」」


……生徒の怒号が虚しく響き、俺の初めての対抗テストは幕を閉じた。







「……」


一着・所属なし 樫之宮 玲紀

使い魔・混沌の創造主(カオス・クリエイター) 

ゴールタイム・00分03秒

得点・500+500+1000+5000+10000+50000→67000


流星学園の屋上、一人空を仰ぐ紺色の魔女。校長は物思いに耽っていた

その帽子の下から覗く金色の瞳はどこか遠くを見つめている


「妖紀……」


誰に言うでもなく呟いたその声は、誰の耳にも届くことなく虚空に消えた






しばらくの間体育館はビリビリと揺れ、やがて生徒の波と共に静まった。

一年生はがっくりと肩を落とし寮へ戻っていき、二年生は平然と寮へ向かい

そして三年生は別の意味で消沈しながらも寮へ戻って行った


「はっはっは ひれ伏せ愚民ども」


「最強は譲らない……」


「……」


「先輩方……視線が痛いです」「ほっとけ」


「っていうか、アサギは」「ほっとけ」


「……私は早く部屋に帰りたいです」「帰れ」



何だかんだでテストは終わり、長い夏休みがやってくる。

賑やかな先輩方と、個性的な同級生。そして微笑ましい相棒が、俺の傍に居る。



俺の学園生活は未だ……終わりそうにない。


予想以上に長くなってしまった……

付き合ってくれた皆さん本当にありがとうございます


よければ感想評価お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ