練習は積み重ねですね

次の日の朝、私達はメリアルたちに起こされ、レビュタントへの教育内容を家族と朝食を食べながら話し合った。

まぁ、することは得意な武器と魔法、それと簡単な読み書きの練習なのだけど、問題は私に何を教えるべきかって事になって、武器は刀に決まったけど、魔法をどうするか中々決まらない。

色々と話した結果、リバージを造ったから、魔法の扱いは言うこと無しだけど、魔力消費に無駄が多いから魔力操作を練習する事に落ち着いた。

お父様達に教えて貰うのかなと思っていたが、お父様達は、王都へのレビュタント参加の手続きや、東、西、南にある元パーティーメンバーの人が収める領地に直接出向きに行くらしい。

剣を売り捌くのと、ソフィーの未発見の魔法について聞いたりするのが主な理由らしい。

確かに有名人の持つ剣というだけで結構値段上がりそうだしね。

流石にソフィーを預かってる間はここにいるみたいなので早速訓練場に向かいそれぞれ魔法や武器の練習を始める。

私は体の中の魔力を手だけに移動させたり右足と左腕に移動させたりと、魔力を動かすだけなので見た目的に凄く地味な感じだ。

メリーは弓を使って的当てをしてて、ソフィーも槍を持って体力作りも含めて素振りをしている。

午前中は武器、午後は魔法の練習予定だが刀が手に入るまで私だけずっと魔法の練習である。

今はお父様様が教師役をしてるが、出掛けてからは雇った人が就くそうだ。魔法とそれぞれの武器を扱う人を呼ぶらしい。

午前は基礎を軽く学んだ所で終わり、昼食を摂った。ソフィーとメリーは筋肉痛になってるみたいでフォークで食べ物を持ち上げるのさえ一苦労という感じだったので回復魔法を掛けるか迷ったが、それだと体力や筋力が付き難くなるとフロメリお母様に言われたので辞めた。

凄い涙目で私を二人が無言で訴えるように見てる中食べるのは気まずい事この上ないが、心を鬼にしなければならないと、二人を視界に入れないようにしながら昼食を食べた。

午後には、実践の前に魔法について知るべき事を書庫で教えて貰うことになった。

と言っても、魔法を発動させるまでの過程と、それぞれの属性においてのできる事についてをザックリ説明した感じかな。まぁ４歳児には難しい説明は転生者か天才ぐらいしか理解出来ないしね。

その後は魔法の練習を3人でしていて、お父様が無魔法バンサイとか言いながら暴走し始めたので、煩いお父様は嫌いと言い放って鎮火させた。

ソフィーとメリーも魔法を一度使った感覚が残ってるようで、直ぐに使えるようになったけど、制御面はまだまだって感じかな。

最後は3人で水魔法で水を掛けあって遊び始め、ソフィーが調子にのって昨日の二の舞いになってお母様達に怒られたのは言うまでもない。