誕生日 終
やっと……やっと誕生日が終わった……。3話くらいで終わらせるつもりだったのに………。
あ、今回は短めです。
本編は学園なのにまだレビュタントに学園通うまでの5歳から10歳までの間の5年間……こりゃ今年で完結は無理だな……。
私とメリーの部屋にソフィーも一緒に入っていく。ソフィーがいる1週間は一緒に寝ようと帰りの馬車の中で話し合って決定した。
私は何故か仰向けでベッドに寝たときの右側の端でないと上手く寝つけないという体質……というより前世からの習慣があったので、寝る場所を決めるときに真っ先に希望した。
すると何故か二人は私の隣を取り合いになったので精神が大人な私が真ん中で寝ることにして問題解決となった。
メリーが私の隣に拘るのはわかるけどソフィーはよくわからない。
今日はもう夜遅くなので、メイドさん達に魔法で体を洗って乾かして貰い、ネグレジェみたいな寝間着を着て、それぞれベッドにダイブする。
メリアル達に『はしたないですよ』と言われたけど私以外の二人は疲れてたらしくもう夢の中だったりする。
ドラ○もんの、のび○といい勝負してる気がする。
まぁ、私も睡魔に襲われてるし、明日の予定でも考えなが……Zzz
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《アレン視点》
俺はベッドに腰掛けながら髪を梳かしてる嫁達に尋ねる。
「さて、今日の3人……主にフローラについてどう思う」
二人は鏡越しに私を見ながら少し考えたあと先にフロメリがこちらに振り返り答えた。
「私としてはメリーとソフィアナは周りと比べてとても覚えが早いかなと思うくらいかしら。フローラは……娘に言うことではないけれど異常……かしら」
悲しげに俯きながらそう答えた彼女の背を擦りながらクリアナが答える。
「確かにりばーじ……でしたか? あれの型品を作り出したのは驚きましたが魔力操作はとても甘くて無駄が多い感じだったし、あれがフローラのスキルだと思うのよ」
「それは俺も同意見だ。私が思うにあれは確証はないが器用貧乏に近いスキルだと予想してる。色んな武器を持たせた時に、どれも教えてないのに持ち方は扱った事があるかの様で、魔法も多様に使える。魔道具の色に変化は無かったし常時発動系だろう。それに隠してるつもりかもしれないが孤児院の件もあるからな」
孤児院の事件の内容を何故か頑なに話そうとしない子供達に、お菓子という賄賂? で簡単に全て話してくれたのでフローラがやったことは分かっている。
分からないのはどうやって腕を切り落としたかだ。魔力を使った痕跡だとあのクズ共の使った魔法を省くと、おそらくフローラが使ったのは無属性、土属性の2つだ。
目に見えない速さで土魔法を発射させたとしても、腕の傷に土や砂粒一つさえ無かったし、無属性は飛ばせても球状なので斬るのは不可能なはずだ。
このことは、嫁達やメリアル達とも話し合っても答えは出なかった。
フロメリは少しは気休めになったのか話題を変えて、来年までの教育についてになった。
「私としては、ソフィーはあっちに任せて、メリーは光属性、弓に詳しい先生を呼んで教えて貰うとして、フローラに何を教えるかよね。そもそもスキルが無いからと差別されそうで……」
「フロメリ、この屋敷にいるひとの殆どは冒険者だから何人かを講師役にすればいいのよ。それにフローラに自由に教えていいならガンレットとか」
「いや待て、そこは剣一筋でだな」
「何言ってるの! 先ずは魔法をですね……」
その後ベッドで3人で横になったまま、フローラの教育方針の話し合いは夜明けの1時間前辺りまで続いた。
来週はアルバイトや引っ越しとか重なるのでどうなることやら……少なくとも3月28日は投稿出来るけど……自分の体調と話し合いながら頑張ろうとは思っております!
特に4月からは大学生の一人暮らしなのでマイペース投稿になりますが今後も宜しくお願いします!




