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誕生日 プレゼントはねだるモノ?

皆様お久しぶりで御座います! 投稿再開です!


と言っても第一志望の大学受かったはいいですが県外なので一人暮らしになるんですよ……。


3月の下旬に引っ越して4月から一人暮らしになるんですが、如何せんどんな生活になるか分からないので自分の体調と空き時間次第なんですよね。


出来るなら今まで通り? 週1で投稿をしたいと思ってはいますが、最悪不定期更新になるかもしれません。(どんなに酷くても月1くらいだとおもいます)


一応、何を書くかはほぼ決まってるので失踪だけは絶対ないのでそこだけは御安心下さい!


こんな作者ですが今後も応援宜しくお願いします!

あれから私たちはベッドに運ばれて、お母様達が魔力を分け与えてくれた結果、嬉しい事に、何事もなかったように3人とも元気になりました!


そして悲しい事に説教が1時間を超えても終わる気配がありません……。


「フロメリ奥様、十分に反省しておりますし、誕生日なのでそろそろお怒りを鎮めては?」

「まぁ、確かにまだ子どもだから、こういう事が起きる可能性があったのに目を離してしまっていた大人側も悪いと言えば悪いけど……」


えぇ! 今すぐに解放してください! 正座1時間はキツイのです! これを広めた同郷者を呪ってやる! この姿勢は日本由来……だったっけ? 調べたことないけどきっとそうでしょう。


ちなみにメリーとソフィーには私が回復魔法をコッソリ掛けているのでどうにか痺れはしない状態を維持している。


自分に掛ける分の魔力は無かったので私だけ正座の餌食になってます。


魔法専門のフロメリお母様にバレないように魔法使うのとてつもなく難しかったんだからね?


「あ、説教は辞めるけどフローラは回復魔法使ってたから30分延長ね?」


ウソだ! 前世の身体ならまだしも今の身体では正座に対する耐性がないのですよ? 今、無事なのも痺れにくい座り方をしてるだけで、痺れは溜まっているのですよ?!? 


それに回復魔法使ってるの見抜いてたなら何故私ではなく2人が解放されるんですか!


「3人共余裕な感じがするからこの中で回復魔法をコッソリ使えそうなのはフローラだけだからね。その反応を見るに当たりのようね」


くっ……女のカンですか。前世から嫌というほどその強さを体感してきましたけど……あ、私も今は女の子だしカンが強化されてるかもしれない! 女子力バンザイ……いや女のカンを女子力と表現するのは合ってるかは分からないけれども……。


ちなみに30分追加された正座は思ったよりもキツくは無かった。この座り方ホントに凄いな、知ってて良かったよ。








てわけで時がほんの少し経って晩御飯の時間になりました! 私たち3人は夕飯の前にプレゼントがあるという事で応接室で待機しています!


「おねーさまはなにたのんだの? わたしはぬいぐるみです! おおきいの!」

「私はメリーとお揃いになるように頼んだよ」

「姉妹でお揃いっていいですよね……私も姉はいますけど会ったこともないんです、学園の卒業まで会えないとか」

「私達もお兄様が2人いるらしいけどソフィーと同じ理由でまだ会ってないよ。使用人にコッソリお兄様について聞いても誰も名前さえ教えてくれないし……」


一度だけ本気でお兄様二人について調べようとしたけどメリーと両親と専属メイドに気づかれないように頑張った結果、得られたのは、1番上のお兄様が5歳のレビュタントで同い年の王子の顔面をグーパンしたという情報のみ。


まぁ実際は、頑張ったけど、主にメリーが姉特効で常に私のいる方向がわかるのと深夜に部屋から抜け出しても3秒くらいでメリアルかメリアナに捕まるという鉄壁を超えられず、メイドの思い出話を偶然聞いたこの情報だけっていう。


元勇者兼暗殺者なんだけどな……平和ボケでもしたのかな?


内容に関しては前世振り返ったら私も人のこと言えないことしてるから何も言わないでおく。


「さて、まずはソフィーからだな。お前の両親からプレゼントは受け取ってあるからな。ちょっと待ってろよ…………あれ?…………あ、あった。これがソフィーの誕生日プレゼントだ」


お父様、流石にそれを失くしかけるのはヤバイと思いますよ?見つけられたからいいですけど……。


「ありがとうございます! 早速開けてもいいですか!?」


と言いながらその返答を聞かずに開け始めるソフィー……中身が気になるのはわかるけどさ……あれ? ソフィーが箱の中を見た瞬間に固まったんだけど何が入ってたの?


「ソ、ソフィー? 何が入ってたの?」

「ス……ム………。スライムが入ってます……」

「スラ……イム?」


私も箱の中を覗くと、そこには水色のプルプルのゼリーみたいなのが動いてプルプルしていた。


あ……スライムだね。あのドラ○エ定番の雑魚敵として出てくるスライムですね。目も口も無いけどね。てかどこが正面かもわからない見た目です。


「お父様、何故スライムになったのですか?」

「そのスライムは流した魔力に応じて変形するのと、魔法を食べさせて覚えさせることが出来るそうだ。スキルの名前とかは教えて貰ってないし、そんな性能のスライムを今まで聞いたことないからそれ以上の詳しい事はわからん」


なるほど。とりあえずこの子とソフィーの組み合わせ抜群というのは分かった。一応保険としてこっそり私のレベル10の魔法も食べさせておこうかな。


ソフィーがスライムを箱から出してツンツンしたり撫でててるのを見ながらそんな事を考えていると、ソフィーがスライムを掲げて目をキラキラさせながら


「決めた! 今日から貴方の名前はマリンです! よろしくねマリン!」


速攻で、スライムの名前が決まったみたいです。藍色だしそこから名付けたのかな? まぁ私も基本的に見た目から名前を考えるタイプだしとやかくは言えないけどね。


「あと、スライムをテイムするにはこの魔石を食べさせた後にこの魔石の付いた指輪を身に着けたらいい」

「わかりました! では早速魔石を食べさせます!」


そう言ってソフィーはスライムに魔石を与えて、指輪を左手の薬指にはめようとしたのを私が止めながら中指に変更してもらう。


この世界の風習とか文化はまだ殆ど知らないけど、そこに指輪をつけさせる訳にはいかない!


ちなみにこのやり取りを見ている皆は何を拘ってるんだこの娘は? みたいな顔をしていたのでおそらく日本の結婚指輪的な文化は無いみたいだな。他の指だった場合はわからないが。


「さて、それでメリーとフローラのプレゼントはこれだ! まずはヌイグルミだ」


そう言ってお父様は首にリボンが着いた犬とうさぎのヌイグルミを取り出した。ちなみにサイズは私の背と同じくらいの大きさで、今の年齢ではとても大きく感じる。


「メリーのはホーンロストラビット、フローラのはブラウンウルフだ」


要するにただのウサギと柴犬ですね分かります。


メリーが何も喋ってないのはウサギよりスライムをぷにぷにするのに夢中なのでそもそも話さえ聞いてないのが原因である。


お父様も苦笑いしてるし少しは興味を持ってあげても良いと思うよメリー……。


まぁ、私もお父様の話を聞き流しながらスライムのマリンをぷにぷにしているけどね。ヒンヤリしてて気持ちいいな〜。


「アア〜〜! そうだ! メリーとフローラにはもう一つプレゼントを用意してたんだった!」


そう言って、お父様は空間魔法かアイテムボックスのスキルのどちらかを使って片手を異空間に突っ込んでゴソゴソし始めた。


その必死の顔からは、娘達の気を引きたい(クロリダ家に負けたくない)気持ちがよく伝わってくる。


まぁ、お父様の異空間に入れてる物は殆ど冒険者時代の物だから剣とか杖とかキャンプセットみたいなのしか出てこなくて肩を落としている。


流石に可愛そうなので助け船くらい出してあげようかな?


「ねーメリー? お父様が今から何でも値段関係なく買ってくれるってさ?」

「え! ほんと! おとーさまだいすき!」


スライムに夢中だったからメリーは簡単に騙せる。


「あ、ああ! どんな物でも買ってあげようではないか!」

「本当ですかお父様!? 私も嬉しい限りです!」


よし、言質は取った。もう言い逃れ出来ないですよお父様?


自分の顔は見えないけど、絶対今の私凄い悪者顔してる気がする。


「では、私は刀という武器が欲しいです! 性能重視の方で」

「かたな……? ああ、東の方にある国に住んでたヤツがそんなのを使ってたな。けど、お前のスキルは……いや、何でもない。メリーは何が欲しいんだ?」

「ん〜わたしは、こーめつきゅーがほしい!」

「ん……? 確かそれって弓の勇者の武器だよな?」


あ〜確かお父様の冒険者時代のパーティの1人の使ってる武器だったよね。今じゃ全員勇者の旅団という名前で物語に出てきていて、男の子だけでなく女の子も憧れる存在なんだよね……。


ちなみにその弓使いの勇者は女性だから尚更メリーは憧れてるのかな?


「あいつは金が好きだから金貨を2、3万積めさえすればいける……か?」

「失礼しますが領主様、流石に我が家にそれ程のお金はありません」

「だよな……悪いなメリー。光滅弓はプレゼント出来そうにない」


その言葉にシュンと悲しむメリーを見て私はどうにか出来ないか少し考えてある事を思い出す。


妹の笑顔の為です! お父様がどうなろうが些細な事としておきましょう。


「お母様方、お金さえあれば問題はないのですよね?」

「まぁ、あの人は金で動く人ですから、そうなりますね」

「では、お父様。お父様が集めている鎧を売り払ったら幾らになりますか?」

「ん? そりゃあ金貨8万以上……は……」

「ねぇ、貴方? 集めた鎧は10体だけで、自分の部屋にある分で全てって言ってなかったかしら?」

「冒険者していた私からするとあの部屋の鎧を全て売っても高くて金貨1万届くかどうかぐらいなんだが?」


お父様がお母様二人に問い詰められて顔が青ざめて口をパクパクしてる。


さてと、お父様が言い訳する前にトドメをさしときますか!


「場所は屋敷の1階の東の端にある誰も使ってないメイド用の部屋のベッドの下に隠された階段を降りた先です!」

「うふふ、メリー。光滅弓は買えそうよ。それとフローラの刀だっけ? それもとびきり良いのを買ってあげるわね?」

「「ありがとうございますお母様! 大好きです!」」


姉妹揃ってお礼を言い終えた辺りでお母様達はお父様を引きずって部屋を出ていった。


お父様は何か叫んでる見たいだったがフロメリお母様の風魔法で聞こえない様にされていた。ここから先は大人の話し合いだし、関わらないでおこう。


メリーとソフィーはキョトンと首を傾げて何が起きてるの? と私に尋ねる様にこちらを見て来たので、一先ず晩御飯の時間だからと無理やり食堂へと二人の手を引っ張りながら誤魔化す。


まだ二人にあれが女に敷かれる男の運命の片鱗と言っても伝わらないし、知らなくていいと思うしね。


ちなみにお母様たちと入ってきたお父様は晩御飯を食べて、それぞれの寝室に行くときに別れるまで、常が目が死んでいた……。

今回見直ししてない事に気づき、1時間ずらしました。誠に申し訳ございません……。それと今月から始めるアルバイトの時間次第では投稿時間が今回と同じ事になる可能性がありますご了承下さい。


4月も週1投稿が可能でも、曜日や時間を急に変更する事があります。事前に連絡はしますので宜しくお願いします!

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