表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おわコン!~お笑い芸人は異世界で最高のコンビ!~  作者: 印朱 凜
第3章 ブサイクルをリサイクル
64/116

ネクロマンサーの顕現4


「お、おい! 何やアレ!? 魔法使いのオッサンが、ゲームみたいに消えたで!?」


 フォークリフトの座席に座っていたダケヤマが、驚きのまま頭上にいる騎士に向かって叫んだ。


「ああ、やっと理解してくれたか……。この世は、かりそめの異世界。つまり私達が今いる世界は、ディアブルーンと呼ばれる体験型のオンラインVRゲーム内なのさ」


「ええええええ~~!? !?」


 己の理解の範疇を超えて動揺しまくりのダケヤマをよそに、アスカロンは舞鶴(マイヅル)ジャクソンの死に弔いの言葉を贈り、そして隣にいる()()()に言った。


「結局、ジャクソンは外部プレイヤーなのか、AIのNPCか分からずじまいだったな」


「とても気の毒だけど……アビシャグに次期宮廷魔道師の地位を脅かされていたから……ちょっと功を焦りすぎていたね」


 下からアスカロンに向かって大声が聞こえてきた。


「ちょい待てや。どういうこっちゃねん? 何で俺らはゲーム世界におんねん?」


「話せば長くなるぜ。本物の悪魔(ヤマナン)が魔力で作ったゲームだから、簡単には出られないのは確かだけど」


「あ、悪魔、ゲームって……マンガとかアニメみたいな話やん!? そんなアホな!」


「あ~、信じられないのも無理ないか。科学大好きインテリ悪魔が、魔力と科学力の融合を目指して作ったハイブリッド世界って言えばどうだろう? 分かってもらえるかな?」


「いや、分かるわけないやん! いや、待てよ……ゲーム内って事は……あんたらは、まさかプレイヤーなん?」


「そう、現実世界(リアルワールド)に肉体を持つ、れっきとした人間だぜ。今見えている姿は超精密なアバターかな」


「オイオイオイ……! じゃあ目の前のゾンビや、あの化物は……」


「プレイヤーのなれの果てだけど、AIのゲームキャラも混じっているだろうな。ネクロマンサーに関して言えば、詳細不明だ。ここにいる誰にも分からない。ただの敵キャラとは思えないけど」


「あああ~! もう何が何だか、さっぱり分からんわ! 俺もゲームキャラなん?! もうどうしたらええねん!?」


 混乱して頭を抱えるダケヤマに、のべ太が言った。


「とりあえず落ち着けよ。目の前にゾンビが迫ってきてるのが見えるだろ」


「いや、そう簡単に落ち着けるかいな! 頭ん中がメチャクチャやで、ホンマ!」


「う~ん、参ったな。どうする、アスカロン?」


「参ったのはこっちやで! 何言うとるねん?」


 するとアスカロンはマントを翻し、リフトの屋根から地上に降り立った。


「だったら一緒に戦おう! 死んでゾンビになりたくはないだろう?」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ