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狂犬騎士団Twitter小話集①(愛犬の日、靴下、肉球、闘犬)

【愛犬の日】


「ダシバ。今日は愛犬の日だそうですよ」

「わん!」

「愛犬の犬人の願いを一つ叶えて差し上げるそうですが…」

「くーん」

「あら、おかわりですか?」


 レオンハルト「それが駄犬の願いだった」

 マルス「やつの食い意地を見直したね」

 ダリウス「自分なら他の可愛い犬の排除を…」







【靴下】


 リーゼロッテは手編みの靴下を完成させた!

 バドが「団子?」と言うような品。

 リンドブルム王への贈答品にした。


 だがリンドブルム王から苦情が来る。


「犬人の夜盗が増えた」

「すみません、うちの犬が」

「宝物殿の周りが穴だらけで」

「すみません、うちの犬が」


 結局返還されて手芸の針山にした。







【肉球】


「マルス様の肉球は柔らかいですね」

『ふふ、気持ち良いでしょう?』

『…』

「諦めろダリウス。肉球に柔軟剤は無駄だ」

『…』

「揉むな」

『…』

「だから「ダリウス様、硬い肉球をお貸し下さい」」


 ダリウスの前足で押し花を作る陛下。

 みんなご機嫌になった。







【闘犬①】


「陛下。コロッセウム再開です」

「闘犬は止めですよ」

「ですが力による順位付けも裁判同様、大切です」

「見世物禁止。口輪必須です」

「しかし盛り上がりませんよ」

「犬レースを許可します」

「…優勝賞金は」

「私の靴下で」


 一年で建設費はペイされた。







【闘犬②】


「とても不満そうですねピットブル卿」

『お分かりでしょう。口輪を外す許可を』

「ダメです」

『内乱を起こしますよ』

「桃色口輪にしますよ」

『……言うようになりましたね』

「貴方には散々鍛えられました…そこで代案です」


 その後、戦車対ピットブルショーが始まる。






【闘犬③】


 子犬隊パグ隊員は叫んだ。


「母ちゃーん!俺今日死んだ!」

「仕方ないよ。第三部隊の小型艇に落書きしたし」

「やったのはチンだよ!」


 目の前にはピットブル一族。牙を剥いて戦車に襲いかかる。


「反省の木で反省しない犬の刑罰にショーだなんて!」

「団長ー!」






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