9-6.本戦 一回戦第一試合 リーダーロイドVS湯けむり温泉駅伝
「さあ始まりました第四回公式戦本戦!解説は午前に引き続きまして私エリシオンファンタジーオンライン広報の佐々木と!」
ぼっくん「どうもー!ギルドぼけっとぽけっとの、ぼっくんです!」
けっとC「こんちゃーっす!ギルドぼけっとぽけっとの、けっとCでっす!」
「はい、ギルドぼけっとぽけっとより、ギルドリーダー、サブリーダーのお二人にお越しいただきました!」
ぼっくん「ほんとは午前から来たかったんだけどね~」
けっとC「無理だったねえ」
「まあそこはご無理なさらずに。本日はよろしくおねがいします」
ぼっくん「よろしくー!予選結構荒れてたみたいだねぇ」
けっとC「荒れてたというか、アレてたというか?」
「えー、まあ、強いて言うなら、次のアプデで更新予定です」
ぼっくん「ワラ」
「えーさて、では本戦からご覧になっている方もいらっしゃると思いますので!ルールの説明からやってまいりましょう!」
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「本日の試合は試合時間30分、タイムアップの場合は残り人数の多い方、人数が同じ場合は残HPのパーセントが多い方の勝利となります」
ぼっくん「基本人数が多いほうが勝ちだから、落ちないことも大事だぞ!頑張れヒーラー!」
「本戦では試合終了から10分挟んで次の試合が開始されます。試合時間は順次繰り上がりますので、目当ての試合のある方は時間に十分ご注意ください!繰り上がり試合時間情報は1時間ごとに公式特設サイト・公式つぶやいたーで公開します!」
けっとC「アーカイブ全部残るよね?」
「残りますよ~」
ぼっくん「じゃあ見逃しても安心だ!」
けっとC「リアタイが一番楽しいけどね!」
「さあ時間が迫ってまいりました、第一試合、選手の入場です!」
ぼっくん「きたぜ~ギルラン一位!ギルドサザンクロスの、リーダー・ロイドペアだ!」
けっとC「お相手は温泉駅伝・湯けむりペア、なんだそれ温泉大好きか」
ぼっくん「前衛二名ペア!どっちかがリーダーを出し抜いてロイド落とせれば全然あるぞ!頑張れ!」
けっとC「ロイドが落ちれば後はガン逃げで大丈夫だ!」
ぼっくん「リーダーが逃がしてくれるかは別問題だけどな!」
「さあ両者丁寧に挨拶して――カウントダウン!」
カウントダウン! 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 GO!
ぼっくん「温泉さん突っ込んだ!」
けっとC「湯けむりさん回り込んでる!」
「さあリーダー選手は防御の構え!ロイド選手はスキルを溜めています!」
ぼっくん「湯けむりさんの攻撃を……うぉ!?マジックシールド!?」
けっとC「魔法障壁ってあの速度で起動できんの!?」
「湯けむり選手の剣が、魔法障壁に阻まれてロイド選手に届かない!」
『トリプルキャスト サンダーバレット メテオバレット フロストバレット』
ぼっくん「発動した!トリプルキャストバレット!!!魔法障壁出しながらチャージしてたとかまじかよ!?」
けっとC「絶対一生真似できない!ってかあれ、操作球4つに増えてない?」
ぼっくん「うそやろまた操作できる数増えたの!?」
「バレット4つが湯けむり選手に直撃!しかしまだ耐えている!」
けっとC「二発ジャスガ成功してたね!」
ぼっくん「全部あたったら危なかったかも?ナイスガード!」
けっとC「しかし容赦のない追加4発!2発!2発!からのファイアバレット!ダウン!」
ぼっくん「もうちょい手心を加えろ!!」
「さあ湯けむり選手ダウン、追加のウォーターバレットが温泉駅伝選手に襲いかかる!」
けっとC「さすがにモンクはちょっと固いな!」
ぼっくん「セルフバフも優秀だからね!今付いてるのは魔法耐性だ!ロイド対策は万全か?!」
「しかしリーダー選手の容赦のない五月雨斬りが襲いかかる!」
けっとC「PvPで五月雨斬り強いよねー」
ぼっくん「なんたってジャスガしにくいからね~温泉さん耐えてるすごいな~」
けっとC「お、温泉さんのキックがさくれ……あージャスガ!さすが上手い!」
ぼっくん「からのメテオバレットが直撃ぃ~!」
「温泉駅伝選手ダウン!勝者リーダー・ロイドペア!」
ぼっくん「おめでとー!」
けっとC「そつがなさすぎるぞ!もっと遊べ!」
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『そつがなさすぎるぞ!もっと遊べ!』
「言われてるよーロイド」
「お前の話かもしれないだろう」
「さっすがにロイドさんの話だと思うっす~」
温泉駅伝さんと湯けむりさんの手を取って握手する。
「ちなみに改善点とか教えてもらえたりします?」
「ジャストガードにこだわり過ぎているな。バレットは受けずに、相殺で落とすか回転避けの方がいい」
「温泉駅伝さんはスキル回しの研究がちょっと甘いかな。それかクールタイムにちゃんと脚で時間を稼ぐか」
「なるほど~」
「うっす」
「ひとまずカカシくんで相殺練習すると良いと思うよ。ロイドのデータは提供してるから同じ火力受けられるよ~」
「まじっすか、やってみます!ありがとうございました!」
「ありがとうございました!楽しかったです!」
「こちらこそ、楽しかった」
「またやろうね~!」
二人が先んじてフィールドから消え、ロイドと俺の二人が残った。
「気の良い人達だったね」
「そうだな」
観客カメラのある方に二人でそろって手を振って、そしてフィールドから外に出た。
※ロイドは単品のバレット4球なら余裕で4球別操作します。トリプルキャストバレット12球の高度を維持すると操作球が減るだけです。




