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【書籍化準備中】「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~  作者: 高鳥瑞穂
六章 トップファイターと今はなきギルド

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6-1.【EFO】二周年アプデ配信 - サザンクロスチャンネル

「えーと声入ってるー?画面出てるー?OK?大丈夫?はい、じゃあ配信やっていきましょっかー。おはようございますカッコキョウベン、サザンクロスのリーダーです、今日もよろしくぅ~」


『おはようございます(強弁)』

『おはきょう』

『おはキョウ』

『まってた~』


「っしゃ、やってくぞ!」


『うおまじ!?』

『虎さんじゃん!』

『トップペアきたーーーー!!!』


「えー、二周年記念企画のアンケ取ったらですね、なぜか最大得票が"トラキチペア配信"で、えー、誠に、ま・こ・と・に・不本意ながら、この暴走機関車と一緒にやっていきます…」


『マジ不本意そう笑』

『不本意顔も美味しい』


「みんなほんとに見たい?ほんっっっっっとうにコイツとの配信見たい?」


『超見たい』

『見た過ぎて夜しか寝れない』

『アンケトップだったんだろそういうことだよ』

『こちとら毎回アンケートに必ず書いてたんだゾ』

『ん?この間何でもするって言ったよね?』


「俺様視点は後で動画上げっから、全員再生しろ」


『マジ超楽しみ!』

『はーい見ます~』

『今日は何するのー?』


「あー、今日はですね、新エリア突っ走って、強そうなやつに片っ端から喧嘩売る企画です」

「新ボスに最速ひと当て。まあいつものだ」


『脳筋www』

『トラ小屋的にはいつものですな』


「まだメンテ明け直後で人もあんま来てないんで、雑魚っぽいのは無視してトレインしまーす」


『くっそ迷惑ウケる』

『BANされっぞwww』


「なんとかなるなる。あとさっきからトップペアつってるやつ次言ったらBANするからな。俺のパートナーはロイドだ」


『そのロイドさんはなにしてんの?』


「ペア企画なんでお留守番、あー待って、今メッセきた」


『ラブレター!?』


「えーとなになに?"ほどほどで殲滅するように"。オカンか?」


『オカンロイドさま』

『ロイドさんはオカン』

『お茶吹いちゃったじゃん勘弁してよw』


「はいはい。まだなーんも情報見てない完全初見ラン。ああ、死にまくるの前提なんで風切羽は使いません。じゃー走ってくよ」

「おら付いてこいクソ野郎」

「お前今槍じゃねーか後ろ走れよこの暴走機関車!!」


『しょっぱなグダってるwww』






「はい死にました」

「斬撃効いてなかったぞクソ野郎」

「しゃーねえだろ初見なんだから!キャラ替えっから待ってろよ!」

「はー、これだから斬撃しかできねー剣士はよぉ。だからファイターが最強なんだっつの」

「上級奥義が使えねえファイターがなんかほざいてやがりますね。あと魔法剣の魔法火力分は入ってたぞ目ぇ悪いのか」


『仲くっそ悪いの超好き』

『見た瞬間に火エンチャかけたのはさすがリーダー』

『ふぁいたーってつよいんだなぁ(おめめぐるぐる』

『リーダーの口が悪くなるのキュンってする』


「はい、じゃー次はランサーで行きます」

「っしゃおら行くぞァ!」



 ランサーに切り替えたので、拳装備のトラキチの後ろを走る。


 相変わらず口の悪い失礼なやつだ。

 だけど一時期からは随分変わった。あの頃(・・・)だったら、絶対にコラボ配信なんてやらなかったし、向こうも頷かなかっただろう。


 同接数をちらりと確認して、また前を向いた。




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