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【書籍化準備中】「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~  作者: 高鳥瑞穂
廿七章 防衛せよ

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27-2.クリスマスだ禁書を防衛せよ! - サザンクロスチャンネル 中

リーダー「さーてニンカグライドチーム、チーム内訳は前衛15、後衛12、サポート7だね」

ロイド「開始まで10秒、9,8,7,6,5,4,3,2,1」

「「スタート!」」

リーダー「さて、序盤7分は暇なんだけど何喋ろうか」


『草』

『ボス出てくるまでは4人くらいで全然いけるからねw』


ロイド「申込時に書いてもらった一言メッセージでも読んでいこうか」

リーダー「お、いいね。えーと一覧はこれだね」

セリス「……あの、この『全員即死したら実質にんぐらデート回ですか?』って書いてる人、通ってるんですが……」


『wwwww』

『強火wwwwww』


リーダー「まあ、見た感じ全員ちゃんと戦ってるから、ジョークでしょ」

ぽんすけ「あの二人のデート配信、人気だからねえ」

ロイド「去年は人気すぎて用意していた景品が無駄になったからな……」

セリス「去年のは仕方ないです。私もあの敵意ちょっと欲しかったんですよね……」

リーダー「来ればよかったのに」

セリス「大会参加を決めたので、レベリングしてたんですよ」

ぽんすけ「なるほどー。アネシアさんとやってたの?」

セリス「はい、クリスマス前後だと多分まだ190いってるかどうかくらいだったと思うので、遊んでられなかったんですよね」

リーダー「セリスは前回大会のときのレベルいくつだっけ?」

セリス「197でした。最後の3レベルが本当に遠くて、間に合いませんでした……」


『わかる』

『ボス周回できないとそこの3レベルほんっとにしんどいんだよ』


ロイド「まあ、だからこそレベルカンスト後の要素である武器覚醒は大会では使用禁止だったからな。武器覚醒がなければステータス基礎値が少し低くて、スキルポイントが3,4足りない程度だから」

ぽんすけ「200レベル制限スキルもあるけど、基本大技だからPvPじゃあんまり使わないしね」

リーダー「武器覚醒は終わった後修繕必須だったり経験値溜め直しだったりで、本人の実力よりもバックアップ体制の差がでるからねー。今度の大会もメイントーナメントの方は武器覚醒禁止だし」

セリス「二〇秒チャレンジの方は使えますよね?」

リーダー「そっちは使えるはず。あれは一発勝負だしね」

ぽんすけ「ぶっ」

リーダー「どった?」

ぽんすけ「ごめん笑っちゃった、これ」

リーダー「"ニンカちゃん、グライドさんに「あーん」お願いします"?」


『wwwwww』

『みたーい!』

『終わったらお願いしなきゃ!』


ぽんすけ「ニンカはやらんよ」

リーダー「ニンカはやらねえなw」

セリス「グライドさんならやってくれますかね?」

ロイド「グライドはあまり気にせずやりそうな気がするな」

ぽんすけ「まあ、どのみちEFOは擬似的に食べられるようなものあんまないし、微妙かもね」

リーダー「だな。やるならリアル配信かなー。今んとこ二人はリアルの配信してねーから微妙だけど」

ロイド「と言っている間に最初のボスだな」

リーダー「お、ホントだ。えーとギッティドッグか。群れタイプのボスだからちょいハズレだな」

ぽんすけ「基本的に単体タイプの方が楽だからねー」


・・・


リーダー「はい、ニンカグライドチーム、24ウェーブ!」

セリス「お疲れさまでした」

ぽんすけ「お疲れ様。ひっどい引きだったね」


『強欲の魔人引いたらもうどうしょうもない』


ニンカ「もうおうちかえる」

グライド「いやほんっとひどかった」


『ギッティドッグ、トリス、強欲の魔人』

『考えうる限り最悪の引きだったねwwwww』


リーダー「帰らんで、ここ任せるからなー」

グライド「はいよ、行ってらっしゃいです」

ロイド「では二回目、リーダーロイドチームの準備を開始する」

セリス「行ってらっしゃいませ」

ぽんすけ「えーと、リーダーロイドチームは前衛18、後衛7、サポート9だね」

グライド「俺達のチームがやや後衛よりだったのに対して、リーダー達のチームはがっつり前衛寄りだな」

ぽんすけ「実際手数型の後衛はロイドがいれば足りるから、クールタイムや回復時間を稼ぐ壁を作る戦法は正しいんだよね」

ニンカ「リーダーはガード構成かな?」

グライド「装備的にはそうっすね。機動力よりは防御力って感じがする」

セリス「ロイドさんの装備はクールタイム短縮系ですね」

ぽんすけ「禁書の防衛は普通にポーション使えるから、ガツガツスキル使ってく方針だね。あ、そろそろスタートかな」

グライド「カウントダウン、10,9,8,7,6,5,4,3,2,1」

「「「「スタート!」」」」


ニンカ「ってことでスタートしたけど」

グライド「この序盤ののんびりした時間はさっきは何してました?」

ぽんすけ「くっ……ふ、うん、えっと」

グライド「え、なに」

セリス「ニンカさん」

ニンカ「おう?」

セリス「グライドさんに、『あーん』お願いします」

ニンカ「は?」

セリス「だから、『あーん』を、おひとつ」

ニンカ「何いってんの?」

セリス「というコメントが来てまして」

ニンカ「はあ!?…………これ書いたやつ見覚えあるぞ。いつもうちのチャンネルで似たようなこと書いてるだろ!?」

グライド「え?あー、はいはいこの人。さっきブレイダーで参加してた人っすね」

ニンカ「ぜってえやらねえ」

セリス「ちえ~」

グライド「まあ、雰囲気はわかりました。コメント読んでたんすね」

ぽんすけ「リーダーたちのコメントも読もっかー」

ニンカ「適当なこと返そう」

グライド「やめとけw」

ぽんすけ「えーと、"予選のおすすめスキル構成を教えて下さい"?んー……ソードマン参加の人か……」

グライド「ソードマンのおすすめ構成っていったらそりゃ敏捷型じゃないっすか?」

ぽんすけ「そうだね。個人的にはアクセサリーでアルトジャンプ、サブジョブスキルの方はアサシンのアジリティアップがおすすめかな」

セリス「基本的に速く倒せることが優先されるので、そうなりますね。スタミナが上がる系のパッシブは可能な限り取るといいと思います」


『ほうほう』

『まースタミナは大事よね』


ぽんすけ「お?一人落ちたな」

グライド「え、マジっすか。早いな」

ニンカ「えーとひいふうみい……ヒーラーが落ちた?」

セリス「あー、低レベルヒーラーだと直撃すると落ちる事があるんですよね」

ぽんすけ「お、ビショップの蘇生間に合ったな。ちゃんと序盤からチャージしててナイスナイス」

ニンカ「切り札スキルの蘇生(レイズ)が早速一枚減ったねー」

グライド「っと、ボス来たな」

セリス「序盤の関門、オオバサミ先生ですね」

ぽんすけ「うーん、100レベル6人パーティだったらまあまあ苦戦するけどねえ」

グライド「はい瞬殺。いやロイドいたらオオバサミとサワガニに差はないって」

ニンカ「あたしもオオバサミがよかった……」


・・・


ニンカ「しゅーりょー」

ぽんすけ「最終結果、34ウェーブ」

セリス「いやー……上級ボス3体はやはり強敵ですね」

グライド「10人くらいしか残ってなかったからな。防衛が間に合わんかったっすね」

リーダー「ただいまー」

ロイド「戻った。35ウェーブは超えられなかったな」

ぽんすけ「シンプルにむずいとこだからねー」

リーダー「じゃ、司会俺達に戻りまーす。ぽんすけセリスチーム、準備お願いします!」

ぽんすけ「うん、セリスちゃん」

セリス「はい」

ぽんすけ「後ろはなんとかするから、前は任せた」

セリス「まかされました。では、行きましょう」

ニンカ「なんか怖いこと言ってる」

ロイド「ぽんすけセリスチームは前衛12、後衛8、サポート14。サポートがかなり多い構成だな」

グライド「俺たちのチームの倍っすね」

リーダー「っと、準備できたかな?ではカウントダウン!10,9,8,7,6,5,4,3,2,1」


「「「「スタート!」」」」


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― 新着の感想 ―
ここはきっちりリーダーをけしかけn(ry 推定殿堂入りチャレンジだけど、予習と対策を練らせちゃいけないトップ3のうちの2人なんだから本当にヤベエw 立ち回りの改善の切っ掛けでもあるんだから、情報を掻…
わくわくがとまらねぇ!次回が楽しみ~
最前面にセリス1人で残りは取りこぼしの処理か・・・ ところでセリスの職は何かな?
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