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【書籍化準備中】「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~  作者: 高鳥瑞穂
間章・3

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【雑談】ピアノ弾いたよ~(ヽ´ω`) - サザンクロスチャンネル

『おはきょー』

『おはきょう』

『お、リーダーだけ?』


「おはきょー。今日は俺だけー」


『動画見たよ!』

『リーダーピアノ超上手いね』


「あー動画見てくれた人ありがとうねー。今日はまさにその動画の話するよー。無卿のとこに上がってるからみんな見て……あー、いや見なくていいや、見ないどいて」


『なんでやwww』

『無卿さんに怒られますよ!www』


「いやだってあれ公開処刑の類だろ!?なんでプロと一緒に弾かにゃならんのよ!?歌ってみたのほうが100倍マシだったんだけど!?」


『なんで弾いたのよwwww』


「詐欺にあったから……」


『詐欺wwwww』

『何があったのほんとにwww』


「あのね、ほら誕生日手伝ってくれたお礼に向こうに出演するって話はあっただろ?」


『あったねー』

『結構手伝ってもらったって言ってたっけ?』


「そー。ギルメンの歌唱指導してもらっちゃってて。まあお礼に一回くらい歌いに行くか~って思ったらさ。2台のピアノのための協奏曲やるからピアノ片割れやってって言われてな?」


『きょうそうきょく?』


「オーケストラと一緒に独奏楽器がつくやつね。今回はピアノが二台付く。無卿の奥さんとこのオンライン楽団に混ざってやりましょーって」


『?????』

『??』

『内容全然違うよね?』


「当たり前だろ!?ブランク10年でガチ楽団のピアノできるわけねーだろ!!!モーツァルトの協奏曲は第三楽章までやったら30分だぞ!?無理に決まってんだろ!?!?」


『wwwww』

『wwwwwwwwww』


「なに、俺めっちゃお前のこと怒らせてたりする!?本気で心当たりないからそうならそうって言ってくれ頼むから!――って話をしてな?」


『まあ、それはそうw』


「そしたら、えー、じゃあピアノだけでなんか弾く?って言われて……まあ、それなら……って言ったらああなっちゃった……」


『普通に詐欺でウケるwwwww』

『リーダー知ってる?それドアインザフェイスって言うんだよ』


「知ってます……気付いたのは承諾してからでした……」


『wwww』

『人はこうやって詐欺に引っかかるんだなwwww』

『結構難しいやつだったよねwww』

『曲はなんであれだったの?』


「あー、純粋に俺が弾いたことがあるのがモーツァルトだけだったの。二台のピアノ系だとショパンとかラフマニノフとかも有名だけど、そっちは弾いたことなかったんだよね。流石にやったことない曲やるだけの練習時間は確保できなかった」


『なるー』

『2台のピアノのためのソナタが一番むずくね?』


「一応楽譜見たんだけどどれもどっこいだったよ。ピアノの先生がモーツァルト好きだったから耳も慣れてるし、結局あれが一番弾きやすかったと思う。いやー、リアルじゃなくてよかった……」


『VRとリアルって演奏の仕方違う?』


「あー、結構違うよ。リアルだと指って練習を重ねて指を慣らしてってするんだけど、VRだと指の慣れとか柔らかさとか無視して思った通りにそのまま動くから」


『へー』

『VRだと指の練習いらないってこと?』


「指の練習はいらないけど、VRはVRの練習が要る。思ったとおりに動くってことは思ったとおりにしか動かないってことだから、まず手癖で弾くってことができない。ピアノやってる人はEFOでいいからハノンあたり弾いてみてほしいんだけど、まじでぜんっぜん動かない。ハノンってどうやって弾くんだっけ?ってなる」


『まじ?』

『ハノンなんてとりあえず普通の早いのゆっくりのでなんとなくふわっと弾くものでは……』

『(ハノンを検索中)』


「それな。慣れてくると指の動きが完全にイメージ通りに動くから、難しい曲も弾けて楽しいよ。曖昧に覚えててたりなんとなく手癖で弾いてるところが完全に可視化されてちょっと凹むけど」


『ほえー』

『指の体操(ハノン)っていう動画が出てきたんだけどこれ?』


「あー多分それ。指の動きの基礎練習に使われてる曲なんだよ。とりあえず朝イチでそれ弾いて指慣らす、みたいな曲だね。――これ結構気になってるんで、もしピアノを弾いたことないけど見るのは好きってリスナーがいたらぜひ試してみてほしいんだけど」


『ほう?』

『呼んだ?(見る専)』


「呼んだ呼んだ。あのさ、動画で完全に指の動きを予習して覚えきったら、VRでピアノ弾けんのかなって、結構気になってるんだよね。俺にはもうできないからやってみたら教えてくれ」


『あー』

『ピアノ弾けちゃうとできないよね』


「そうなんだよ!無卿とその話で盛り上がったんだけど、俺とか無卿にはもうできねえの。無卿が今度指の動きが見やすい動画撮るって言ってたし、練習向けの手元が映ってる動画とか世の中にいっぱいあるから、それこそハノンとか試してみてほしい」


『指の動き覚えるつもりで動画みたことないなぁ。まあ今度やってみます』

『突然練習ゼロ秒でVRならピアノ弾ける可能性があるのはすげーな』


「ねー、可能性としてはあり得るわけだろ?ロマンあるよな」


『これ逆にリアルでめっちゃうまいプロでもVRだと全然弾けないとかありえる?』


「あると思う。俺はVR慣れしてて指の動きを精密に伝えるのには慣れてるけど、そこ慣れてないと全く弾けなくなるプロもいるんじゃないかな。VRでは歩けないって人もいるらしいし」


『VR演奏会ならプロの演奏聞きにいけるじゃーんって思ったけどできない人もいるのかー』

『今回のやつなんか知らんアプリだったよね』


「そうそう、最近出たやつなんだよ。音に特化したVRアプリ。案件じゃなくて普通に遊んでみただけだけど割といいよね。月額料金制でEFOとかに比べるとちょっと高いかな。楽器揃えたり練習室借りたりするのに比べたら全然安いけど」


『ピアノ以外も色々あって合奏しやすそうだったよね』

『EFOの音に慣れてると超リアルっぽかった』


「んー、そうな。俺の音はもうリアルと遜色ないと思う。無卿の演奏はやっぱ一枚落ちるな。動画だとあんま差ないかもしれんけど、生演奏聞くとちょっと違うなってなるね」


『あら』

『そうかー?』

『リーダー耳肥えてるからな』


「まあそれなりに色々聞いてるからね。無卿の演奏もリアルで何回も聞いてるし。ただ今までVRは二枚落ちるって言ってたんだけど、今回は一枚落ちまで近づいたね」


『おー』

『サイエンスの最先端ですねえ』


「めっちゃSFになって来たよねえ。思考加速も結構現実味出てきたし。あとはメシが食えれば一通りか?」


『匂いと味はなかなか話題こないよねー』

『味くらいなら行けるんじゃね?って思っちゃうけどね』


「味覚再現は結構来てるよ。砂糖と塩なら多分完全に行けてると思う」


『そうなの?』

『お料理VRとか来ても良さそうだけど』


「料理としてはまだ無理かな。研究に参加したことはあるけど、かき氷のいちごとメロンは香料の差なんだなーと再認識した」


『有名なやつねwwwww』

『全部同じ味なんだよなあれwww』


「焼き菓子なんかも味気なかったし。あとうま味みたいなの?が意外とわかんなくて汁物もいまいちだった。コーヒーも紅茶も安いティーパックでももうちょいうまいぞって思っちゃったし、酸味は全部舌を刺す刺激になっちゃってわからんかった」


『はえー』

『ざんねん』


「味覚はかなり嗅覚に左右されるんだなーということだけは大変良くわかる実験だったねー」


『俺りんごアレルギーだから、いつかVRでりんご食いたいんだけどなー』


「あーそれな、ロマンだよね。甲殻アレルギーの友人とVRでカニ鍋みたいなの」


『たのしそう』

『そっか、VR飯はアレルギー気にしなくていいのか』


「理論的にはそうなんじゃね?思い込みで症状出たりすんのかね?そこは専門家じゃないからわかんないけど」


『思い込みアナフィラキシーってあるのか?』

『迷走神経反射ならあるかも』


「アレルギー軽い人から試してくことになるんかねー?俺は食べ物にはアレルギーないから分かんないけど」


『食べ物以外ならあるの?』


「スギ」


『スギwww』

『舌下免疫療法とかやらんの?』


「やったやった。かなり軽くなったよ、完治はしなかったけど」


『リーダーはハイクリアシリーズ使わんのー?』

『お前びっくり箱だな?w』


「はっはっはっはっは」


『?』

『???』


「気密の高い家の中で一番高い空気清浄エアコンを全部屋常時動かせるならあれはいらないのです。まぁ治療でかなり軽くなったからそもそもそこまでいらんけど」


『クソ金持ちめ』

『おぼっちゃまめ』

『超うらやま』

『電気代いくら?』


「一応自家ソーラーもあるからさほど高くないよ」


『さほど高くない(金持ち基準』

『さほど高くない(金額非公開)』


「ってか普通と比較できない。うち家自体が広めだから」


『あれ広めっていうの?』

『普通に豪邸よね?』

『見た目超御屋敷じゃん』


「はい、何故か家の外観までバレバレですね。まあいいけど。御屋敷なのは外観だけだよー、見た目だけ寄せて中は機構から完全に新しくしてるから。あれあれ、名古屋城みたいな感じ」


『完全に理解した』

『コンクリ城ねww』

『まぁ燃えなくていいんじゃね?』


「うちはカーボン樹脂ベースかな?名古屋城も今は鉄筋コンクリートじゃなくてCLTとかじゃねーの?そんなニュース見た気がするけど」


『CLT化は来年スタート、今はまだ鉄筋コンクリート』


「へー」


『名古屋城は一回焼失してから燃えないようにってことで鉄筋コンクリート化したから、木造に戻すのは結構反発が強くてね……』


「歴史的経緯系かー。歴史建造物は住民感情無視できないしそこは大変よね」


『大変でした』


「……でした?」


『でした?』

『でした????』

『?????』


「…………うん、よし、やめよう」


『はい』

『はいw』


「はー、まぁ久々に結構ピアノ弾いて楽しかったっちゃ楽しかったよ」


『急に話戻ったなw』


「いや今日この話する配信なんだってw練習演奏がギルドに響く事故とかはあったけど、まぁ楽しかったねーでも無卿の隣で弾くのはやっぱねーかなーみたいな感じっした」


『なんだよその事故wwwww』

『事故ったのwwwww』


「直前に無卿がスピーカーリサイタルやってたらしくて、ピアノがスピーカーモードになってたんだよ……気付かないで1時間くらい練習してた……」


『それ誰もつっこまなかったん?』


「ほんとそれな!?談話室結構人いたのに誰も教えてくれなかったんだけどひどくね!?」


『みんな無卿さんに慣れてるのでは?』


「あーそれはあるかも。あいつ結構頻繁に弾いてるかんな」


『まじ聞きたい』

『ギルドリサイタルききたいー』


「それは無卿の方に言ってくれ〜一応伝えとくけど」


『(一応伝えてくれるのがリーダーだよね』

『ありがとうございます!!』


「よし、だらだら話したらちょっと持ち直した!今日は寝る!」


『唐突wwwww』

『凹んでたん?wwwww』


「実際動画みたらやっぱ俺の演奏イマイチだなーみたいな気分にはなってたのよ。ちょっと持ち直したわ」


『ぜんっぜんわからん』

『普通に上手いと思う』


「普通の上手さなんだよ、良くも悪くもさ。だらだらに付き合ってくれてありがとねー」


『おつおつー』

『おつかれさまー』


「っし、じゃあ今日はここまで!オツカレサンシター」


『おつかれさんしたー』


===== 配信は終了しました =====



またしばらくお休みになります。

ちょこちょこ更新するつもりですので気長にお待ちくださいm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[一言] まさか、名古屋市市長か愛知県知事さんですかね??? まれにちょっとしたコメントから身バレする有名人いますし、ありそうだなぁ
[一言] このダラダラさがまたいい……
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