登場人物・地図まとめ
おまけです。
第一章のネタバレ含みますので、未読の方はご注意ください。
第二章に入る前に、登場人物と背景を軽くまとめました。
・セーナ (27)
天然パーマの黒髪と、焦げ茶色の瞳を持つ地味薬剤師。
製薬会社で新薬の研究をしていたところ、研究対象の細菌に感染。生死をさ迷った結果、たまたま少し開いていた異世界への門を通過した。
ブラストマイセス王国の田舎都市トロピカリで薬屋をしている。
部活と研究に没頭した人生だったため、恋愛経験が乏しい。比喩の語彙力が皆無。
・デルマティティディス・レイ・アール・ブラストマイセス (約300歳)
黒髪長髪、星空の瞳、琥珀色の角を持つ美丈夫。
ブラストマイセス王国の国王(魔王)。
100年前魔族の長だった時代、旧王国の王族軍に攻め込まれるも一人で五万の兵を凪ぎ払って勝利。自身が王となり、人間と魔族が共存するブラストマイセス王国を建国した。戦のなかで毒を受け、以来虚弱になった。
セーナに一目惚れ。
・サルシナ (?)
茶色の巻き毛に金色の瞳。
トロピカリの市場でハーブや薬を売っている、ぽっちゃりおばさん。セーナの持ち込む素材や薬を高く評価しており、セーナのことも実は可愛く思っている。
・ライ(18)
白銀のポニーテール、エメラルド色の瞳。
トロピカリの市場で鶏屋の店員をしている、人懐っこい青年。セーナが突然村に現れた時、興味本位から手助けをし、村に馴染めるよう世話を焼いた。店先にヒヨコの入った木箱を置いているが、実は売り物ではなく、セーナを引き寄せるためだけに置いている。
・ブラストマイセス王国
豊かな自然と水資源に恵まれており、東西に長い形をしている。
国のほぼ中央に王都アナモーラが位置し、デルマティティディスの城がある。
農業、工業、鉄鋼業など、各都市で発展している産業が違う。
(※主要な街のみ記載しています。)
・トロピカリ
ブラストマイセス王国の東部に位置する地方都市(村)。
農業や畜産が盛ん。住民の9割が平民農家であり、ブラストマイセスの食を支えている。セーナの所感によると、産業の発展度、建物の感じは一昔前のヨーロッパっぽい。市場にはたくさんの露店が出ていて、食料品や日用品まで何でもそろう。市場の向こう側に一応小さな貴族街がある。
・セーナの家
トロピカリの市場まで徒歩1時間かかる、村はずれの掘っ立て小屋。薬師業をするかわりに無料で貸してもらっている。目の前に湖があり、周囲の森にはたくさんの薬草が自生している。間取りは1LDK。
次回から第二章に入ります。
本格的にお話が始まります……!!




