戦中の主な航空機③
戦中の主な航空機③
烈風。
ハ43エンジンが早期に開発され、雷電が開発されなかった影響もあるのか、順調に開発が進み完成している。
F6Fを上回る性能を有し、防弾もしっかり考慮され作られている。
海軍レシプロ艦上戦闘機の決定版。
強風~紫電改。
現実でも強風が開発され、当然のように戦闘機化もされた。
ただ、始めから低翼配置と20ミリ機銃4挺または30ミリ機銃2挺を積む事が指定されており、割と順調に開発が進められた。
強風の性能は過大なものは要求されず、ただ出来るだけ高性能を目指して作られた。
結果そこそこの水上戦闘機が出来上がり、戦闘機化された紫電も局地戦闘機にしてはそれなりだった。
しかし、30ミリ機銃を積めば大火力である。爆撃機迎撃にはうってつけであった。
川西の戦闘機開発能力を確認し確信した海軍は、強風と紫電の火星エンジンをハ43エンジンへ換装するよう指示した。
そして完成したのが強風改と紫電改であった。
30ミリ機銃を積む事を前提にしているため、とにかく頑丈に作られていた。
自動空戦フラップも安定した性能を発揮しており、高い空戦性能を誇った。
強風改はあちこちに配備された。果ては巡洋艦を改修してまで搭載された。
湖、河川、港湾。配備できそうな場所には掩体壕と一緒に配備されていった。
主に低空における空戦で活躍した。
紫電改は硫黄島、パラオ、マリアナ方面に集中的に配備が進んだ。島嶼防衛、特にマリアナ防衛で活躍した。
また30ミリ機銃の大火力を買われ、雲霞の如く飛来するであろうソ連のIl-2襲撃機対策に、陸軍が紫電改の採用を検討していた。
ソ連が侵攻してきて、実際に30ミリ機銃装備の紫電改を使ってみたところ、Il-2に対して有用である事が証明された。
戦車に対してもその火力が期待され、Il-2を参考に紫電改の防御力を強化改修した戦闘爆撃機を川西に求めた。
川西は陸軍向けに、Il-2程の防弾性能はないが、より打たれ強い紫電改を納入した。
防弾・防漏・防火を程よく向上させた機体となっていた。
外観は通常型と全く一緒であり、陸軍の塗装で区別された。
流星。
誉エンジンが安定生産されたため、開発は順調に進んだ。
万能と思える性能を有していた。
防弾もしっかりしていたが、米軍の対空砲火が強力すぎた。
アメリカにVT信管が無ければ、流星が戦艦を沈めていたかもしれない。
彩雲。
誉エンジンが安定生産されていたので、高速艦上偵察機として完成し、活躍した。
ただ、搭載できる空母が限られたため、陸上運用もされた。
お読みいただきありがとうございます。
この世界の川西は、大分稼いでいますw




