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灼熱の夏の海……から戻ってきて、王の住まう城の地下。
遊びに来たのは白雪姫。
「お義母様ー、お義母様ぁー!」
「こんにちは白雪姫、ご主人様は外出中ですよ」
「しょぼーん。そういえば見てください、海に行ったから焼けました」
「本当だ、こんがりしていますね。健康的な小麦色の肌」
「白雪のようだから白雪姫なのに、こんなにこんがり日焼けして……さしづめ今の私は茶泥姫」
「茶泥姫」
「昔々あるところに、茶泥姫という可愛らしい少女がおりました」
「なにか始まった」
灼熱の夏の海……から戻ってきて、王の住まう城の地下。
遊びに来たのは白雪姫。
「お義母様ー、お義母様ぁー!」
「こんにちは白雪姫、ご主人様は外出中ですよ」
「しょぼーん。そういえば見てください、海に行ったから焼けました」
「本当だ、こんがりしていますね。健康的な小麦色の肌」
「白雪のようだから白雪姫なのに、こんなにこんがり日焼けして……さしづめ今の私は茶泥姫」
「茶泥姫」
「昔々あるところに、茶泥姫という可愛らしい少女がおりました」
「なにか始まった」
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