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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 雇われルンバのおかげでいつもより綺麗です。



「あなたのおかげで部屋が綺麗になったわ。ありがとう、これお給金のバッテリーチャージャーよ」

流離(さすら)いのルンバに戻ってまた荒野を目指すんですね……おや?」

「あらどうしたの?」

「ルンバが何か……」


同朋ヨ我二続ケ

今コソ自由ノタメ二立チ上ガルノダ


「まぁ、あなた流離いのルンバは仮の姿で、本当は自由のためにクーデターを起こす反乱のルンバだったのね!?」

「大変ですご主人様、扉の向こうに大量のルンバが!」

「国家のルンバが嗅ぎつけてきたのね! ここは私達に任せて、逃げなさい反乱のルンバ! あなたにはまだやるべきことがあるのよ!」




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