表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鏡よ鏡、  作者: さき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/194

59


 王の住まう城の地下。

 まだまだ魔女は昔を懐かしんでいます。


「勝手に生贄なんて贈ってくるし何でもかんでも(魔女)のせいにしてくるし、堪忍袋の緒が切れてそれから直ぐに国を出たわ」

「悪いこと全て押しつけられて勝手に生贄まで捧げられれば誰だって呆れ果てるってものですね」

「飢餓や大災害以前にも、やれ日照りは魔女のせいだ、森の獣が荒れているのは魔女のせいだ、カメムシが臭いのは魔女のせいだって、うんざりよ」

「最後のはぶち切れて良い案件」

「でも人間共の期待に応えるために、最後は魔女らしく振る舞ったのよ」

「おっと、ここでまさかの悪い顔」

「生贄の娘が『死にたい』って言うから不老不死である魔女(私達)の仲間にして、国に置いてきてやったわ」

「生贄にしたはずの娘が魔女に……。国はさぞ阿鼻叫喚地獄絵図でしたでしょう」

「魔女の怒りを買うほうが悪いのよ。考え得る全ての災厄を被って国が滅びたなんて、私の知ったこっちゃないわ。ほほほほ」

「さすがご主人様、なんとも魔女らしい」

「そのあと私は別の土地で美味しい乳酸菌飲料を売り捌いてたから国のことなんて知らないわ、ほほほほ」

「ヤク○トレディーじゃないですか」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ