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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女が昔を懐かしんでいます。


「あの時の私は小さな国のはずれに住んで研究と開発に没頭していたわ」

「魔法のですか?」

「美味しい乳酸菌飲料の開発よ」

「ヤク○トじゃないですか」

「そんな時、国を飢饉が襲ったの。それに大災害まで続いて、人間達は魔女のしわざだって言い始めたのよ」

「いつの時代も、悪いことは全て人ならざる者のしわざにするんですね」

「そうしてついに人間は魔女の怒りを沈めるためにって生贄を寄越してきたのよ。どこから連れてきたのか知らないけど、ガリガリに痩せた貧相な娘だったわ。あれに比べたらかまぼこの板だってもっと厚みがあるわよ」

「それはまた哀れな……その娘はどうしたんですか?」

「ガリガリの娘なんて貰ってもどうしようもないから、とりあえず美味しい乳酸菌飲料を飲ませておいたわ」

「あ、ヤク○ト完成してる」



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