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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女が初詣から帰ってきました。


「混雑どころじゃない、凄い人だったわ」

「それは大変でしたね」

「お賽銭箱までも凄い行列で、仕方ないから遠くから投げ入れちゃった」

「大きな神社ですからね。しかし、遠くから投げてちゃんと入ったんですか?」

「2アウト満塁2ストライク3ボールを経て賽銭箱に入ったわ」

「手に汗握る攻防戦。それで、お賽銭を入れて何をお願いしたんですか?」

「家内安全、白雪姫毒殺」

「矛盾」



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