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王の住まう城の地下。
人化した魔法の鏡の体に魔女が何やら書いています。
「くすぐったいんですが、何をなさってるんですか?」
「こうやって腕とか足とか書いておけば、鏡に戻った時にどこがどうなってるか分かるでしょ」
「なるほど、確かにそうですね。ところでそれ油性ペンですよね」
「極力細かく知りたいからたくさん書きましょう。ジッとしててちょうだい」
「油性ペンですよね」
「さて、ある程度書き終わったわ。さぁ鏡に戻ってちょうだい」
「全裸主義を主張するためだけに人化したようなものですね。まぁ良いです、では戻ります」
\シャランラ~☆/
「予想外に可愛い音で戻るのね。それでどこがどの部分に……あら?どこにも文字がないわ」
「ペンで書かれた皮膚は全部内側に入ってます」
「結構気持ち悪い構造してるわ」




