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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女は着ている黒ローブにコロコロをかけています。


「そういえば、使い魔の流行りといえば数年前に凄いブームがあったのよ。ほら、魔法使いの少年が魔法の学校に通うファンタジー物語が流行ったじゃない」

「世界的なブームになったあの作品ですね」

「あの時は本当に凄かったわ。みんな競うように使い魔にしてたのよ……眼鏡を」

「まさかの眼鏡。白フクロウじゃないんですか」

「眼鏡よ。度の強い眼鏡ほど人気だったのよ」




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