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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女がクリスマスの準備をしています。


「うわぁぁぁぁ!!」

「なによ魔法の鏡、突然どうしたの?」

「この話が! クリスマスの時期に! ちゃんとクリスマスの話をしようとしてる!!」

「そうね。だいたい時期が過ぎてから力技でやっていたものね。クリスマスにクリスマスの話をしようとして驚くのも無理はないわ。でも良い事を教えてあげるわ、魔法の鏡」

「良い事ですか?」

「この話、去年更新しようとしたのよ」

「まさかあまりに時間がたつことによって時期が合うなんて……」



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