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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下……ではなく、どこかにある集まってしまう島。

 魔女と魔法の鏡はひとまず島でスローライフを堪能します。たぬきへのローンは大富豪から受け取った巨万の富で一括払いしました。


「見て魔法の鏡、アユがつれたわ。さっそく海に逃がしましょう」

「ご覧ください、海でジンベイザメが釣れました。これは池に放ちましょう」

「フナも釣れたから海へ、イカとハリセンボンは川に戻して、ナポレオンフィッシュは池がいいわ。ブルーギルはそのままリリースよ」

「俺は小さな池に大量のグッピーとメダカを放ち、そこにザリガニを大量投下します」

「川魚を海に放ち、海の魚は川に。外来種はリリースする。積極的に生態系を壊していく背徳感は癖になるわ! これがスローライフの醍醐味なのね!」

「違いますね」






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