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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女こと新米わらしばーがさっそく準備に取り掛かります。


「まずは準備が必要ね。御覧なさい、藁よ。アブも捕まえて繋いだわ!」

「最初の準備は完璧ですね。おや、俺の鏡面を打ちはじめて何をしているんですか?」


『【交換】

譲:アブを結んだ藁しべ 一本

求:蜜柑

城内、城下での手渡し交換希望。お気軽にお声がけください」



「よし! 早速ツイートよ!」

「さすがご主人様、現代のSNSを利用してわらしべりますね。……おや、さっそく返信が!」

「きたわ!」



『はじめまして、検索より失礼いたします。

当方、屋敷を所有しております。アブを結んだ藁しべとの城内での交換は可能でしょうか?

条件の違う取引となりますが、どうしてもアブを結んだ藁しべが欲しいので……! ご検討いただけますと幸いです』



「さすが世界に繋がるSNS、ゴールが早い」

「この狂ったレートの交換を希望する者が、城内にいる……!?」




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