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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女が芋煮の匂いがする薬品を箱に詰めます。


「芋煮の匂いがしても買ってくれるから良いけど、まったく白雪姫には困ったものだわ」

「芋煮の匂いがしてもご主人様の薬品は優れていますからね。ですが見事にどれも芋煮の匂いがしますね」

「大鍋を取り返してすぐに薬を作ったのが失敗だったわ。ごらんなさい、この薬品なんて芋煮の匂いが強いし、芋がゴロゴロと入って、芋のマークが……芋煮!!」

「さすがポテトアイ、盗むだけでは終わらない」



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