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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女が大鍋を盗みに来たポテトアイを捕まえました。


「そこまでよ! 観念なさい、ポテトアイ!」

「きゃー! 正体がバレちゃう!!」

「何が正体よ。白雪姫じゃない」

「そんな、私の正体に気付いていたなんて……!」

「気付くに決まってるでしょ。いい加減にひとの大鍋を勝手に持って行かないでちょうだい。あんたに大鍋を盗まれると、返ってきたあとしばらく芋煮の匂いが抜けないのよ」

「芋煮パヒューム。これは流行る」



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