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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 白雪姫あらためタピオカ姫が昔話をしています。


「昔々、あるところにタピオカという少女がいました。美しく聡明なタピオカはみんなの人気者、第一次タピオカブームです」

「なんとも懐かしい」

「しかし幸せなタピオカのブームも終わりを迎えます。そんなころ、タピオカに二人の義理の姉妹が出来ました。しかし義理の姉も妹も意地悪で、タピオカは毎日いじめられてしまいます」

「幸せからの転落、辛い境遇ですね」

「意地悪な義理の姉妹の名前は、ティラミスとパンナコッタ」

「なんだかどこかで聞いたような懐かしい名前」

「ティラミスとパンナコッタが言います『黒くて丸いだけのタピオカなんてさっさと消えてしまいなさい』『所詮タピオカなんて飲み物の底に沈んでいるだけじゃない』。意地悪な姉妹に虐められ、タピオカは泣いて耐える日々です」

「スイーツの世界も甘くはありませんね」

「そんなタピオカのもとに、王子様が現れます! そう、ロイヤルミルクティー王子です!」

「奇跡の出会いが!」


「そうしてロイヤルミルクティー王子と出会ったタピオカは再び流行に返り咲き、タピオカ王国を築き、タピオカ姫として君臨するのでした。めでたしめでたし」

「なんというシンデレラストーリー。不幸な境遇からの逆転劇、王子との恋愛もあり、姉妹を見返すざまぁ要素も有り。これは流行る」



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