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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 ワイプでこちらに近付いていた例の人が、なにやらズルズルと引き返していきます。


「あら、帰ってしまうわ。どうしたのかしら?」

「どうやら忘れ物があったらしく、日を改めるそうです」

「そうなのね。次は時間に余裕を持ってお迎えしましょう。でもせっかく季節のお茶菓子を用意したんだから、手土産に持って帰ってほしいわね」

「どうしますか、呼び戻します?」

「いえ、私が井戸に行くわ」

「まさかの追いかけるスタイル」

「魔法のテレビデオ、呪いのビデオはそのまま再生しておいていて、『真夏のワンニャンルンバ大行進スペシャル』は録画しておいてね」

「かしこまりました。ではいってらっしゃいませ」


 ズル……ズル……ズルズルズル


「匍匐前進って意外にきついのね。でも井戸に着いたわ。中に入って追いかけましょう。ねぇ、お待ちになって、手土産を持って行ってくださいな」


 ズルズル……


「あら、井戸の底に何か書いてあるわ……」


 ●REC


「さては魔法のテレビデオがダビングしてるわね!」



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