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鏡よ鏡、  作者: さき


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王の住まう城の地下。

魔法の鏡と白雪姫が言い争っています。


「魔法の鏡さん、何を言ってるんですか。来月の端午の節句で用意する柏餅はつぶ餡に決まってるじゃないですか!」

「いいえ、こし餡です! こし餡以外にはありえません!」

「つぶ餡の方が美味しいです! 皮を残すことで小豆の食感もあり、栄養価も高いんですよ!」

「皮が残って喜ぶ男はいません! こし餡の滑らかさこそ至上です!」

「つぶ餡です!」

「こし餡です!」



「白熱してるわね……。シャンティ、今のうちに逃げるわよ」


\にゃーん/


「しっ、シャンティ、静かに。悔しいのは分かるけど、みそ餡派は分が悪いわ。今は撤退して体制を立て直すのよ」


\うなんな/


「そうよ、今はまだ勝利を信じて耐えるの。いずれみそ餡が柏餅界を支配するその日まで、やつらには騒がせておきましょう」


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― 新着の感想 ―
、、あれ? おかしいな、絶対に餡の派閥で争いが起きてると思ってたのに
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