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鏡よ鏡、  作者: さき


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王の住まう城の地下。

銀テープをホルダーにしまいながら魔女がこちらを見ています。じっと見ています。


「でも約3300人っていうのは凄いわね」

「えぇ、有り難いですね」

「つまり次のページでおもむろに『おっぱい』を連呼すれば、少なくとも約3,300人の携帯やパソコンの画面に『おっぱい』の文字を映し出せるのね」

「わくわくしますね」

「通勤通学の電車やバスの中で突然画面におっぱいの文字が出てきたらビックリするわね……。まぁ、やらないわよ。……やらない、わよ」

「おっぱいの文字が画面に映し出されるかいなかは、次のページに進まないと分からない。シュレディンガーの猫ならぬ、シュレディンガーのおっぱいですね」

「さぁ次のページへ進みましょう!」



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