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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 年越しの準備を終えた魔女が、今年の締めに魔法の鏡……ではなく、メガネに問いかけます。


「鏡よ鏡……? じゃなくてメガネよメガネ、答えておくれ。世界で一番美しいのは誰?」

「それは今の流行に合わせての美しさですか?」

「どういう事かしら、聞かせてちょうだい」

「人の美意識や価値観には流行り廃りがあり、それを基準にした美しさもあるのです」

「なるほど。確かに人間の美意識には流行り廃りがあるわ。ガングロなんていう真っ黒な肌と濃いメイクが流行ったかと思えば、美白にすっぴん風メイクが持て囃される。難しいわね」

「その時々の流行りに迎合する。ミーハーに思われますが、美の最先端を追うとも言えるでしょう」

「なら、今の流行の最先端であり世界で一番美しいのは誰?」

「俺です。正確に言うのであれば、ハ○キルーペの形に変わった俺です」

「流行の最先端なのね」

「上に座ってみてください」

「それならちょっと失礼して……。きゃっ!」




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