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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女が来年の事を考えます。


「鏡よ鏡、答えておくれ。来年平成が終わって、次の元号は何になるの?」

「『俺』ですね」

「俺元年」

「俺二年、俺三年……」

「ぐいぐい来るわね」

「俺四年、俺五年、俺六年、俺七年……? お、俺……? やめましょう、ゲシュタルト崩壊のすえに気が狂いかけました」

「そうね、別の元号がいいわ。それじゃ改めて、鏡よ鏡、答えておくれ。次の元号は何になるの?」

「『ドラえもん、のび太の』です」

「毎年大冒険の予感」




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― 新着の感想 ―
[気になる点] 今更だけど、伏字無しは不味いですよ!
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