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鏡よ鏡、  作者: さき


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113/194

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 王の住まう城を抜け出し、初詣。

 今年も神主がお賽銭を打ち返してきます。


「あの神主、相変わらず神がかった打率だわ……。見なさい、まだ1円もお賽銭箱に入ってない」

「神社としてどうなんですかね。とは言いつつも俺も……とぅ!」

「また打ち返したわ!」

「くそ……。しかし俺はこの時のために策を練ってきたんです。見てください、ご主人様!」

「まぁ、いつの間にか白雪姫が二塁にいるわ!」

「そこで俺のフォークボールならぬフォークお賽銭!」

「なんてえげつない落差なの!? これには神主もさすがに……打った!!」

「しまった、守りが手薄な方に……!」

「神主が勝利を確信してガッツポーズ! 二塁の白雪姫が走る! 三塁を……越えたわ!ホームに戻るつもりね!」

「守備が間にあわない!」

「白雪姫がホームに戻って……お賽銭箱にお賽銭を入れたわ!! まさか、これを狙っていたの!?」

「神主はまだ二塁にいます! さぁご主人様、今のうちにじゃんじゃんお賽銭を入れましょう!」

「策士ね。神主が気付いて三塁で崩折れてるわ」




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