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鏡よ鏡、  作者: さき


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100/194

100


 王の住まう城の地下。

 白雪姫がくす玉を持って戻ってきました。


「お義母様! おめでとうございます!」

「なにが目出度いのよ。さっきから〝SSR(☆5)世界で一番美しい人”が全く出ないのよ」

「ご主人様、おめでたいのはガチャではなく、何かが100話になったんです」

「そうです、何かが100話になったんです! お義母様、おめでとうございます!」

「まぁ、何かが100話になったのね。それはおめでたいことだわ。それじゃ祝いついでにもう10連回しましょ」

「何かにつけてガチャを回す、生粋の課金精神ですね。ところで何かが100話になったので、俺と白雪姫でご主人様にプレゼントを贈ります」

「プレゼント?」



「まずは俺からです。何かが100話になった記念に……」


\*✲゜*。✧.。.:*・゜/


「まぁ、鏡が虹色に光りだしたわ。まさか、あなた……!」

「はい、お祝いに〝SSR(☆5)世界で一番美しい人”を……!」

「やめなさい、鏡!!」


\パリンッ!/


「ご主人様、なぜ……」

「いいこと、鏡。己の手でガチャを回さなければ、いかに〝SSR(☆5)世界で一番美しい人”といえど只のデータよ」

「おぉ、ご主人様……なんという崇高な考え……!」

「だから私は回すわ。たとえ手が疲れても、〝(☆2)普通の人”が貯まっても……!」


「ちなみに私からのプレゼントは国費でーす!」


「たとえ国が財政難に陥っても!! 私は、ガチャを、回す!」

「なんという気高き廃課金!」



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