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魔王がポンコツだから私がやる。──Max Beat Edition  作者: さくらんぼん
第06章 : リンド村を拠点にしました。名前は「サクラ帝国・湯けむり支部」です。
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#064 : 東京ドーム何個分☆ジルん家訪問記


前回までのあらすじ

→ ラップでコンサートしたのにバレてない


◇◇◇


無事にオーミヤの街に入った私たちはジルの家に着いた。


ジル「さて、着きました。ここが私の家です。とりあえずはここを拠点にしてください。」


ジルはそう言うと、分厚い門を開けた。


その目に飛び込んで来たのは大豪邸!


『「「「えぇっ!?」」」』


エスト『なにあれ?水たまりの真ん中から水が飛び出てる!』


サクラ「敷地だけで東京ドーム1個分はあるんじゃ…?」


辰夫「これは凄いですな…。」


辰美「ほぇー…」


私たちはとても驚いた。

ジルが案内してくれた家は大豪邸だったのだ。


サクラ「ジル!あなたは貴族ってやつなの!?」


ジル「えぇ。まぁ…そうなります…ね。」


私の問いにジルは照れ臭そうに答えた。


サクラ「…そ、そうなんだ……ふーん…」


(このままジルと結婚すれば…大金持ちよ?左団扇よ?)

(でも好きでもない男と結婚なんて…いや、でも…!)

(高級料理…3食昼寝付き…ッッ)

(でも私はボウズヒゲマッチョの人しか愛せないッ!!)


サクラ「──ダメだーーーッ!」


首をブンブン振って、私は煩悩ごと吹き飛ばした。


サクラ「……はふぅ……危なかった……ふふ……ジルよ!……そんな事では私の心は動かなくてよ!この私も安く見られたものねッ!」


ジル「え……?私は何も……」


私がジルを睨みつけると、ジルは激しく動揺した。


エスト『なんか凄い葛藤してた☆』

辰夫「玉の輿とか考えてたのでは。」

辰美「強力なライバル出現だわ…」


ツッコミトリオは今日もちゃんと仕事をしている。

良い傾向だ。


ジル「……ま、まぁ、とりあえず中に入りましょう。」

そうこうしてるうちにジルが仕切り直した。


屋敷の中に入ると、執事らしき人が出迎えた。


執事「お帰りなさいませ。ジル様」


ジル「アルフレッド。ただいま戻りました。この方々は私の大切なお客様です。丁重にもてなしてください。」


執事アルフレッド「畏まりました。」


執事のアルフレッドは私たちにお辞儀をし、そしてとても柔らかな口調で話した。


アルフレッド「ジル様の執事のアルフレッドと申します。皆様の身の回りのお世話をさせていただきます。宜しくお願い致します。」


『「「「あ!はい!宜しくお願いします。」」」』


私たちもつられてお辞儀をした。


サクラ(……フルネームはアルフレッド・カツ・丼之介とかじゃないよね?)


──


これからの事は明日考えることにし、旅の疲れを浴場で流すことにした。


浴場にはエスト様と辰美と入った。


エスト『ふんふんふーん♪ 人は皆ー♪ 悲しみをー♪ 抱いているのさー♪お山が無いよー♪ ぺったん♪ ぺったん♪ ぺったんこー♪ 』(チラッチラッ)


サクラ「おい!小娘ッ!今すぐその不快な歌をやめろッ!」


辰美「さ、サクラさんとお風呂…は、鼻血が…」(チラッチラッ)


サクラ「辰美!お前の視線が気持ち悪いッ!」


浴場は鮮血に染まった。小娘と辰美の血で。

今後、こいつらと一緒に入ることは無いだろう。


サクラ「掃除代は二人で払っておけよ!!」(湯船に浮くエスト&辰美)


(こいつらから出汁が出そう……)


(つづく)


\\次回予告!//


食卓に並ぶ高級湖貝“ダイヤシェル”。

しかし口にしたサクラを襲うのは──まさかのスキル!?


仲間たちの爆笑、サクラの崩壊。

そしてフラッシュバックする社畜地獄の記憶……綾様……。


笑いと涙とカルシウムで綴られる次回!

#065 : カルシウム☆それは力の根源


\\おたのしみに!//

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