エピローグ
──ということで、都道府県娘第一回戦の対決はすべて終了しました。振り返ってみていかがでしたか、イチローさん。
「どれも大変見ごたえのある戦いでしたね」
──そうですね。まさに誰が勝ってもおかしくない戦いでした。
「とはいえ、まだまだ本領を発揮してない娘もたくさんいましたよ」
──時間(文字数)の都合上、かなり端折った戦いだったそうです。
「できれば各都道府県娘のプロフィールをズラーっと並べて見たかったですねー」
──そうですねー。ところで勝ち抜いた娘たちは二回戦もあるため、そのまま会場に残るのですが、負けた娘たちは大分娘の誘いでみんなで温泉に行くそうです。
「なんとッ!?!?!?」
──みんなで露天風呂で傷をいやして慰め合うそうですよ。いいですねー、和気あいあいとして。
「こうしてはおられません、タローさん! 我々も行きましょう!」
──へ?
「私も急に露天風呂に入りたくなりました!」
──いや、そんな急に言われても……。
「何を言ってるんです、こんなチャンス二度とな……げふん、げふん! 疲れを癒そうではありませんか!」
──いやいやいや、これから第二回戦も始まりますし。
「あなたは第二回戦と露天風呂と、どちらが大切なんですか!?」
──そりゃ第二回戦でしょ。
「ガッデム!!!!!」
──さあ、そうこうするうちに第二回戦の組み合わせが出たようですよ」
青森娘 VS 秋田娘
茨城娘 VS 福島娘
東京娘 VS 埼玉娘
神奈川娘 VS 長野娘
石川娘 VS 静岡娘
岐阜娘 VS 滋賀娘
奈良娘 VS 大阪娘
兵庫娘 VS 島根娘
広島娘 VS 香川娘
福岡娘 VS 愛媛娘
長崎娘 VS 宮崎娘
北海道娘 VS 沖縄娘
──これまた目が離せない戦いになりそうですねー。
「私を! 私を! 私を露天風呂に連れてってくれー! 都道府県娘たちのキャッキャとはしゃぐ声を聞かせてくれーーーー!」
──あ、ダメだこの人……。
おしまい
最後までお読みくださって本当にありがとうございました!
こちらは都道府県娘バトル選手権の短編から生まれた作品でした。
当初はバトル描写なしの軽い気持ちでの短編投稿だったのですが、ありがたいことにたくさんの方から数多くの娘イラストをいただきまして、第一回戦だけでも各都道府県娘の活躍を描こうと連載化しました。
ただ、北海道娘だけバトル描写がなくて本当に申し訳ございません。(*- -)(*_ _)ペコリ
当初は最後まで書ききれるか心配だったのですが、皆様の温かいご支援をいただき、最後まで(といっても第一回戦だけですが)書ききることができました。
本当に本当にありがとうございました。
この作品を通して、私自身全然知らなかった特産品や名物行事に触れることができてすごく勉強になりました。
機会があれば、また都道府県娘の日常版などいろいろ書いてみたいと思っています。
最後まで応援してくださって、本当にありがとうございました。
温かい皆様に心から感謝を。




