0-13 おまけ 登場人物の紹介
漏れ抜け、大いにあると思います。
設定資料というわけではなく、全て書き終わってから思い出したことを書いただけなので、興味のある方だけ読んでみてください。
というか、最初から読み返してると、「あれ?こんな設定だったっけ?」とか思っちゃってるダメ作者です。
プロット作ってないからね。しょうがないね。
~日本~
・桐島隆司
主人公その1。彼の主観の場合のタイトルは「自衛官、~」
陸上自衛隊一等陸尉。防大卒。
中即連→空挺団→特戦群と割とアレな部隊を渡り歩いている設定だが、特戦群しか出てこなかった。
アメリカ研修から帰ったら異世界に派遣され、勇者として召喚されたり、核戦争後の世界で潜入調査したり、1人で塔の世界に送り込まれたりと割と災難続き。
マリアと(はめられて)結婚したが、割と似た者同士で仲は良い。口には出さないが、本人は割と良かったと思っている。
最終的に、重要人物のご機嫌取りに防衛駐在官として派遣されたが、本来防衛駐在官は一佐が行くものである。
レンジャー徽章、水路潜入徽章、冬季遊撃徽章を持っている設定だが、そんな化け物いるんだろうか?
・滝川雄一
主人公その2。彼の主観の場合のタイトルは「大学生、~」
大学生→陸上自衛隊幹部候補生
異世界召喚に3回巻き込まれた運があるのかないのかわからない男。
1回目の召喚の最初のころはちゃらんぽらんなそこらの大学生だったが、仲良くなったちゃらんぽらんだと思ってた王子が、避難民を守って目の前で戦死するという経験を経て、かなり行動が変化した。
それでも時々ちゃらんぽらんなところが顔を出すのはご愛敬。
自衛官になったのは、異世界にいる好きな人に会いたいという理由もあるものの、ステインのように誰かを守れる人間になるという目標も多分にある。
作中で一番成長したんじゃないかな?と思う。
・葛原暁人
第10章主要登場人物。彼の主観の場合のタイトルは「転移者、~」
普通の奴がチートも無しで異世界に飛ばされたらどうなるか。という体現者。
まぁ、彼の場合は相手も悪かったですが、能動的に動かなかったので状況が悪化した面もあります。
前向きに生きて欲しいということであの終わり。とはいえ、多分彼は将来普通の会社員として生きていくのでしょう。
・双木一佐
陸上自衛隊陸上総隊中央機動連隊長。
異世界派遣部隊の指揮官だが、桐島の人生にちょいちょい重大な影響を与えている。
役割の割に出番が少なかった人。
・芳留一佐
護衛艦「しまかぜ」艦長。第5章と第11章に登場。
イージス艦の登場ですっかり影の薄くなってしまったはたかぜ型ミサイル護衛艦の1隻を率いる艦長である。
ステルス性を考慮していない直立した船体と艦上構造物、ダブルエンダー配置の主砲、旋回式のミサイル発射機、全てが前世代の装備だが、それがイイ。
作中のような化け物染みたハープーンハリネズミになることが(理論上)可能なので、登場させた。
姉妹艦の「はたかぜ」はタコの墨を浴びて汚染されてしまい、後処理が大変だった。
はたかぜ乗員の宴会費用は、被害者が1人もでなかったということで、甘んじて受け入れた模様。
・内閣総理大臣
作中では特に代わったとかどうとかは設定されてないこの国の行政の長。
殉職した海上保安官や戦死した米兵の葬儀でがち泣きしてますが、異世界に放射性廃棄物ポイしたり、きっちり半島の北側に報復したアメリカを羨ましいと言ったり、「味方とその勢力圏以外はどうでもいい」という典型的な政治家です。
ちなみに、ワイバーンに衝突して墜ちたP-3Cの乗員の葬儀がないのは、奴らはちゃっかり着水して救助されたからです。
~アメリカ~
・ジャネット・ジェイコブ
海兵隊少尉。
武装偵察隊所属の在沖縄米軍。
最初のころは桐島の部隊と一緒に動くことが多かったが、途中からはアメリカが資源収集に重点を移したので別行動が増えた。
豪快で正義感の強い絵に描いたようなアメリカ人。
もうちょっと出番をあげたかった気がする。
~ひとつめの世界~
・クリスティア・クルス・クルセイド
クルセイド王国第一王女。通称ポンコツ姫。
第一王子が日米連合軍に吹っ飛ばされて戦死したので、繰り上がり継承権1位。
側仕えのマリアがいないと満足に日常生活も送れない。
とはいえ、持っていたスキルとアビリティは有能だったので、それなりに大事にされていたが、世界神の気まぐれでそれすらも無くなったので、婿養子をとるために道具扱いされている。
母親であるシャーロットにもポンコツ呼ばわりされ、父親であるクロノにも邪魔者扱いされていた割と可哀想な子。
マリアとは実は種違いの姉妹だったわけだが、本人はよく分かってない。とりあえずマリアと姉妹だったことを単純に喜んだ模様。
・マリア
第3章、第7章、第9章~エピローグに登場。割と主要登場人物。ヒロインか?と言われると否定したくなるのはなぜなのか。
クリスティアの側仕えの王宮メイド→次期伯爵(兼世界最大の商人兼犯罪ギルドマスター)
レンジャー持ちの桐島に平気でついてくる上に格闘で勝つ化け物。
正直ちょっと属性盛りすぎた気がせんでもない。
両親の関係秘匿のため、孤児院に捨てられた。
別にそのことを恨んではいないが、王女と伯爵にはその負い目を目一杯利用している模様。
アホだのポンコツだのと言いながらも、メイドを辞めてからもクリスティアの面倒を見ているあたり根はやさしい。
日本人の転生者で、携帯にカメラが付きだしたころに事故で死亡している。
桐島とくっついているが、割と無理矢理だったのを結構気にしているものの、実は当の桐島が口で言うほど気にしていないどころか、良かったと思っていたりするので、完全な取り越し苦労である。
2人とも忘れているが、桐島は後ろからクリスティアとマリアにゴム弾を撃ちこんで気絶させたことがある。
外見イメージはブラクラのアレ。
・シャーロット・クルス・クルセイド
クルセイド王国王妃。マリアとクリスティアの母。
国王が無能なので、実質的な最高権力者。
能力を見込まれて王家の名前を得る為だけに結婚しているので、国王に対する情は無い。
冷徹な人物と思われがちだが、辺境伯との秘密のラブロマンスを繰り広げたりしているので、割と俗物的。
旦那はどうでもいいと思っていたが、第一王子の戦死は悲しんでいた。それでも日米との関係を進めたのは力関係を理解していたが故。
王位は傀儡のクリスティアに譲って、元辺境伯と年甲斐も無くいちゃいちゃしている。
・クロノ・ウノム・クルセイド
クルセイド王国国王。第7章にて死亡。
民衆からも愚王と呼ばれていた。
王位継承時に優秀さが当時から知れ渡っていたシャーロットを王妃に迎えた。
本人はシャーロットの容姿に惹かれたものの、王妃の方は部屋の家具くらいにしか思っていなかったので事務的に子を為した以外の関係はない。
国政からも遠ざけられ、官僚や有力貴族からも邪魔者扱いされていたので、王妃に対するクーデターを計画するに至った。
問題は隠し子まで含めて、全てマリアに知られていたことだが。
~ふたつめの世界~
・アレクシア・アリステイン
アリステイン大公国第三公女。第2章と第9章、第11章に登場。
第2章では勇者として召喚された滝川を最初から最後まで支えた。
もともと滝川とはイイ関係だったが、完全にくっついたのは第9章。
割と壮絶な過去を第2章で滝川に語っている。
次期大公の座を第二公子と争っていた最中に登場した勇者を利用しようと滝川に声をかけた。
最初は用が済んだら使い捨てるつもりだったが、酔った滝川の愚痴を聞いて気が変わり、次期大公の座を得た後は国としても個人としても最大限バックアップした。
滝川が自衛隊の聴取に最大限好意的な供述をしたので、召喚拉致被害者を保護した国として日米との関係も良好。
自衛官としてこの世界に派遣された滝川と最終的にくっついた。
コンセプトは姫騎士。
・ステイン
シリス王国王子。名前が出たら死んでた可哀想な人。
正直、もっと掘り下げるべき人物だったんですが、第2章ではどの程度の長さになるかもわからなかったので、先を急いでばっさりカットしてしまった。
もともとは本を読むのが好きなインドア派だったが、魔王復活時に真っ先に国が滅ぼされて唯一生き残った王族として反攻の先頭に立つしかなくなってしまった。
大して剣の稽古をしていたわけでもなく、魔法も使えなかったのだが、親族も国民も見捨てて逃げ出してしまった罪悪感と義務感で戦っていた。
そんな中で出会ったバカな話をしてくれる滝川やメルドーズの存在は、彼にとっては当人達が思っていた以上に大事だった模様。
避難民を守って戦死した姿は、滝川に大きなショックと影響を与えた。
・エクセル・ガル・ガリア
ガリア帝国第一皇女。第2章と第9章、第11章に登場。
勇者に夢見がちな困ったちゃん。
側仕え兼護衛のキリエがいないと日常生活に支障がでる。とはいえ、日常生活が送れないほどではないので、どこかのポンコツよりはまし。
勇者である滝川に固執しており、暴走して戦争まで起こしかけたが、F-4EJと周囲によって止められた。
アレクシアとは幼少期からの付き合い。滝川とくっついたことについても、最終的には祝福した。
根はイイ子である。
・コハク
狐人族の古老。第2章と第9章、第11章に登場。
かなりの長寿のはずだが、見た目はアレクシアやエクセルと大差ない妖艶な美人(ただし狐耳と尻尾がある)
滝川のことが気に入ったので、魔王討伐に同行した。
何かと古老である自分に頼ってくる狐人族の集落に嫌気が差していたので、魔王討伐後も滝川とアレクシアについていき、そのままアレクシアの家に居座った。
アレクシアのことも気に入っており、(手も出していたが)滝川とアレクシアがくっつくようにあれやこれやと手助けしていた。
2人のことを最期まで見届けた後、どこかに旅立った模様。
~みっつめの世界~
・タコ
いろんな世界に騒動を持ち込んだタコ。
もともとは数mほどだったのが100m以上になり、最後は数十cmになった。
貌の無いヒトガタに唆されて、投棄されていた使用済み核燃料や放射性廃棄物、その他あの世界のありとあらゆる有毒廃棄物を体内に取り込んで巨大化した。
滅多に吐かないが、危険を感じた時に吐く墨ももちろん有毒で、人が浴びると何が原因かも特定できない即死レベル。もろに浴びたはたかぜは災難だったが、鉄を溶かしたりするほどではない。
巨大魔導騎士による口内へのデンプシーロールで全部吐き出して縮んだ。
最終的には副長に飼われて死ぬまで幸せに過ごしましたとさ。
なお、副長により「クトゥルル」と名付けられ、寝床の壺には「ルル家」と書かれた。
いあ! いあ! くとぅるる ふたぐん!
ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるる るるいえ うがふなぐる ふたぐん!
~よっつめの世界~
・僕
第5章主人公。彼の主観の場合のタイトルは「高校生、~」
学校ではいじめられて、不登校のひきこもりだった。
この世界に飛ばされて、あても無くさまよっているところを艦長拾われて(そして美味しくいただかれて)、海賊船「ユーニービ」に乗ることになった。
シンガポール出港後に消息不明になった大日本帝国海軍防護巡洋艦「畝傍」が実は異世界に飛ばされていた。という何番煎じがわからないお話。
最初は甲板磨きしかできないひよっこだったが、副長に学んで船に欠かせない人員へと成長していった。
副長とは爛れた関係を続けているが、一人前になったらきっちりした関係にしたいと思っている。
なお、タコをカワイイという副長の感性だけはわからない模様。
そう言いつつ、副長と一緒にタコのことは可愛がっていた。
とはいえ、「ルル家」という文字を見る度に得も言われぬ不安感に苛まれたとかそうでもなかったとか。
・艦長
ノリと勢いだけで生きている豪快な女海賊。に見えて実は海軍軍人出身の情報部員。
僕を「ユーニービ」に引っ張り込んだ張本人。
同じように無理矢理船員にした人間がユーニービには多数いたが、最後は情報部員だけでケジメをつけた。
公式記録では生存者無しということになっているが、果たして・・・?
帝国がユーニービを沈められないという強みを活かして、帝国からの独立派や反政府勢力に武器や物資を密輸したり、密航者を運んだりといったことに従事していた。商船の襲撃は海賊なんだよというアピールのための、あくまでも片手間である。
ちなみに、この世界の登場人物には個人名を設定していない。
・副長
絵に描いたような完璧美人士官。なのだが、なぜか船の現在地だけは合わせられない。
彼女も元々正規の海軍士官だったのだが、衝突事故の際に当直だったので船を降ろされて海軍を辞めた。夜目がきくからと猫人族に見張りをさせていたのだが、猫に見張りなんてできるわけないのである。
艦長とは異なり、情報部員ではない。
海軍を辞める時にスカウトされてユーニービに乗り、当初の話では帝国への妨害工作を行う非正規艦と言われていたのだが、乗員があまりにもあれなので信じていなかった。
海が好きなので船に乗れればいいかと思っていた模様。
年下が好みで僕がドストライクだったのでなんやかんやと世話を焼いてゲットした。
タコを可愛がっていたが、時々よくわからないことを呟いていたという話がある。
アレの混血種は若いころはめっちゃ美人美女っていう話があるのでもしや・・・?
・機関長
ひきこもりの蒸気機関オタク。
僕とフラグが立って、副長と三角関係になるのかと思いきや、そんなことは無い。
今日も蒸気レシプロ機関を見て(*´Д`)ハァハァしている。
この世界の技術者としては優秀。
・掌帆長
ユーニービでの僕の最初の上司。
僕を「ユーニービ」に引っ張り込んだ張本人パート2。
先に手が出るタイプ。とはいえ、殴った後はちゃんと教えてくれる面倒見の良さもある。
そこらからかき集めてきた乗員をまとめるのには、そういう乱暴さが必要だったのでそうなっただけで、元々そうだったわけではない。
艦長と同じく情報部員。
・砲術長
トリガーハッピー。
とはいえ、腕は確かで、それを見込まれてユーニービに乗っている。
艦長と同じく情報部員。
~いつつめの世界~
・テリオス・トルステル→テリオス・ランシュタット
ランシュタット王国トルステル伯爵→侯爵→国王
日本人の転生者で、ロボットアニメやゲームの知識を使って魔導騎士の改良に取り組んだ。
もともとそこそこいい貴族の家に転生できたので、人もお金も集めやすかったのが幸いした。
王都から地方に流れてきたクリスを拾えたのがそもそもの始まり。
対戦ゲームの経験で、駆け引きやフェイントに慣れているので、多彩な戦術を利用し魔導騎士の操縦者として頭角を現した。
国王だったエリザベートと結婚したことで、国王位を引き継いだ(継がされた)
日米が交渉に来た時点でさっさと軍門に下って共同研究を始めたので、コンピューターの供与などを受けられなかったところで、魔導騎士の性能は周辺国から数世代飛びぬけている。
とはいえ、本人は周辺国に侵攻する気も無く、嫁3人と平和に暮らせればそれでいいと思っている。
・クリス→クリス・ランシュタット
魔導技師。
元々優秀な魔導技師だったのだが、自説を曲げないところがあり、王都の魔導大学を追い出されたので、魔導騎士の研究ができる場所を求めて貴族領を転々としているときに、テリオスと出会った。
テリオスより10歳近く年上なのだが、テリオス自身は実年齢+二十数歳の感覚なので、年下のように接している。
お互いに恩義を感じて大切に思っているいいコンビ。
テリオスがエリザと結婚する際に出した条件により、第二王妃となった。
とはいえ、何かと行動する際はテリオスと一緒のことが多いので、世間では一時期、テリオスとエリザは政略結婚でエリザと2人の仲は険悪だと思われていた。
実際、旦那と各王妃、王妃同士の仲は良好。
・エリザベート・ランシュタット
ランシュタット王国女王→第一王妃
もともと国王だったのだが、結婚した際にテリオスに王位を譲った。
その理由は自分で魔導騎士に乗るのが好きだから。
王位継承の際も、反対派を自ら魔導騎士を駆って薙ぎ倒した。
操縦の腕は確かで、専用機を使用したとはいえ、古い制御系の騎士でテリオスと相打ちに持ち込んだ。
最近は暴走してはクリスにしばかれるのが日常となりつつある。
厳密に言えば、王家の血族は彼女しかいないので万が一があるとマズいはずなのだが、本人の行動からはそれが抜け落ちている。
・リース・スタンパー→リース・ランシュタット
ランシュタット王国スタンパー男爵→伯爵→第三王妃
ボクっ娘のボーイッシュな美少女。とはいえでるところはしっかりでている。
エリザとは幼少期からの友人。
元々は頭角を現してきたテリオスをエリザの派閥に引き込むために接触していたのだが、なんやかんやあって第三王妃になった。
魔導騎士の操縦も優秀だが、エリザやテリオスには数歩劣る。
結婚後は魔導騎士を降りて、主に事務処理でテリオスを支えている。
・ユートロイ・ベルトロイ
スタインバルト皇国ベルトロイ次期侯爵。
侯爵家長男で、家を継ぐことを期待されているのだが、そんなことはどこ吹く風と勉強や訓練をさぼっては、街に降りて遊んでいた。
その中で転移者である葛原暁人と出会い、彼に衣食住を与えることになった。
友人としてはいい奴なのだが、為政者や指揮官としては疑問符が付く。
スタインバルト皇国が日米に喧嘩を売ってボコボコにされた結果、国内は内戦状態となってしまい、遊んでいられなくなった。
戦場でエリザの襲撃から味方力支援騎を守るために突撃を行い、エリザ騎の姿勢を崩すことには成功するものの、空から魔導騎士が降ってきたため無意味に終わる。
立て直したエリザの近接攻撃により戦死。
・ベルトロイ侯爵(未登場)
ユートの父親。
ランシュタット王国のエリザ即位の際の騒動のどさくさに紛れて、トレラータ地方を占領し圧政を敷いていた。
皇国が日米にフルボッコされた後、退位して第二皇子に譲位しようとした皇帝を公表前に暗殺し、第一皇子を擁立。内戦の原因を作った。
トレラータ地方をランシュタット王国が取り返すと、第一皇子を焚きつけ、内戦中にも関わらず軍をランシュタット王国に向けた。
遊び惚けていたユートはこの辺りの事情を一切知らないので、当然、転移者である葛原暁人も知らない。
最終的に第一皇子と共に、第二皇子により皇帝暗殺の大逆罪により一族郎党全て処刑された。
・ミリア・ミゼル
ミゼル男爵家長女。
葛原暁人と同じタイミングで魔導騎士に乗り始めたので仲良くなる。
当然、実戦経験は無く、模擬戦の成績も良かったので戦場を甘く見ていた。
ユートの決死の突撃で態勢を崩したエリザ騎に一撃いれる直前に、空から降ってきたテリオス騎により搭乗騎が原型を止めぬほど破壊され戦死。
彼女の死は葛原暁人に無力感とトラウマを刻み込んだ。
~???~
・世界神
ひとつめの世界の主神。と思われていた存在。
その実、世界の人間の崇拝によって存在していただけの神モドキ。
盲目白痴の神が生み出した無名の霧の一部。
世界の人の集団無意識により魔王と勇者を生み出し、世界のシステムを造った。
魔王と勇者が和解した結果、そのシステムの前提が崩れ、システムを組み替えた結果、世界の人に必要とされなくなり、急速にその存在意義を消失していった。
直接会ったことのある人間(桐島と滝川を含む、勇者5人)が全員死亡したとき、完全に人の意識から消えるので、完全に消失し、元の無名の霧に還る。
・ナイ神父
みんな大好き無貌の神、這い寄る混沌。
作中は黒いヒトガタとして登場することが多い。
むっつめの世界で、桐島達の前に姿を現したが、桐島はアイディアロールに成功しかけてしまった。成功していた場合、待っていたのは大SAN事である。
基本的に人間がすることを嗤いながら見ていることが多いが、面白そうと思えば介入もする。
・盲目白痴の神
全てを痴るが、何も痴らない。
ただ全てを夢に見続けるだけの存在。
彼の者が見る無数の夢のひとつひとつがそれぞれ異なる世界である。




