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0-7 大学生、卒業する(日本)

エピローグに入るタイミングで総合評価が1000ptを突破することができました。

読んでいただいた皆様には感謝しかございません。ありがとうございます。

残り少ない日数ではございますが、もう少しお付き合いください。


「「「「・・・、強い責任感をもつて専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います。」」」」


自衛官の服務の宣誓を終えたが、いまいち実感がない。


「一番身近だった自衛官(桐島さん)が強い責任感持ってたようには見えないんだよなぁ」


晴れて自衛隊の幹部候補生になることができたが、こんなのでいいのだろうか。


「誰の責任感が無いって?」

「うお!?」


いきなり後ろから声をかけられて、驚いて振り向いたら桐島さん、もとい桐島一尉がいた。


「まずは幹部候補生学校入学おめでとう」

「ありがとうございます」


ぴしっと敬礼するが・・・


「なんだその情けない敬礼は?指導官にぶっ飛ばされるぞ」


ダメだしされた。


「しっかし、嬢ちゃん(アレクシア)に会いたいがために自衛官になるとは、お前も思い切ったことするねぇ。あの世界に配属される可能性なんて微々たるもんだろうに」

「桐島さん見てると俺の配属も期待が持てるでしょ?」


そう返したらバカたれと頭を小突かれた。


「ほれ、行ってこい。幹部候補生学校は甘くねーぞ。娑婆の甘っちょろい大学出がそこらに就職したつもりでこなせるようなもんじゃねぇぞ」


桐島さんが脅してくるが


「桐島さん、俺、これでも世界を救った勇者ですから」

「言ってろ」


笑いながら、はよ行けと手を振る桐島さん。


「次会ったときは上官なんだからちゃんと敬礼しろよ」

「それでは、桐島さん、いろいろありがとうございました」


今度は背中に旗竿いれてビシッと敬礼する。


「ちゃんとできるんなら最初からやれバカたれ」


そんな声を背中に受けながら、俺の幹部候補生学校での生活はスタートした。


後に異世界間での結婚生活とかなんとかで、広報誌の表紙を桐島とともに飾ることになるのだが、それはまた別のお話。

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