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石器と言葉

 文法に入る前にもう一つ。


 先日、N○Kで生命大○進にて、言葉と石器の話もしていました。「高度な石器」と「高度な言葉」を関連させていました。

 んー、正直、なぜこういう内容という関連付けになったのかは謎です。N○Kにはいろいろな人がいるし、いろいろな人との繋がりもあるのに。


 何が問題なのかというと、現在、「石器の作りかたを伝えることそのこと自体に、言葉との関連が考えられている」ということです。つまり「高度な石器」と「高度な言葉」を結びつける必要はないのです。


 マウスにFOXP2を導入したことでマウスがおしゃべりになったということも言われていました。ネアンデルターレンシスもFOXP2を持っており、一文字違うだけということを言っていました。

 現在ネアンデルターレンシスとサピエンスの大きな違いは、サピエンスは話しまくっているという点だと考えられています。サピエンスはtwitterでも「なろう」でも同じように喋りまくっていますね。話しまくっているうちに、石器の作り方を変える方法が伝わり、また変更が加えられていく。そうして、いろいろな石刃と呼ばれる石器が作られた。確認はできませんが、現状で考えられるのは、その違いだけだろうと思われます。


 なお石器については、ネアンデルターレンシスとサピエンス以前から、とくにハンドアックスなんかは、必要だから作っていたという以外に、いわば「コレクター魂」が関与していた可能性も言われています。あるいはメスをひきつけるのにコレクションが関与していたとか。


 まぁネアンデルターレンシスが文字や象徴や記号を持っていたのかはまだ謎です。洞窟の壁をひっかいたらしきものはみつかっていますが、それが何なのかはまだ不明です。ですが、以前書いたように文字とかは言葉としての根本的な問題ではありません。

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